台湾幼稚園選び~台湾で幼児教育を学んでいる立場からのアドバイス

台湾と子供

 

こんにちは、社会人大学生ブロガーのマリアです。

私は台湾の大学で台湾人の現役大学生と机を並べ幼児教育を学んでいる正規留学生です。

 

台湾の幼児教育はどんな感じ?

台湾の幼児教育の開始当時は、日本の教育制度の影響を受けていました。

その後、中国国民党がやって来た歴史もあり、中国のやり方を取り入れているという日本人が書いた文献を読んだ事がありますが、少なくとも今の台湾の幼児教育は、私が大学で学んでいる限りでは、日本の教育制度と、日本がお手本にしていた西洋の幼児教育の原点をたくさん取り入れていると思います。

 

ひとことでいえば、日本と西洋のミックスですね。

マリアは台湾で何を学んでいるの?

マリアは台湾の有名私立大学で幼児教育を学んでいます。

 

私はこの学部でおそらくはじめての、中国語を母語としない外国人なのですが、台湾で名の通った他の大学と同じように、我が校も台湾政府が定めた卒業要件があるため、私はその定めに則って単位取得を目指しています。

 

学部は日本語でいうと人類生態学人間生態学となります。

 

説明が難しいので、自分なりにいろいろ検索してみたのですが、日本で似たような事をやっている大学はまだ数少ない印象で(探し方が悪いだけなのか?)、強いて言えば人間科学部あたりが近いと思います。

 

我が校のカリキュラムは児童教育のみならず、発達心理学、家庭学、臨床心理学の分野にまで広がっていて、上を目指す生徒は幼稚園の園長、臨床心理士、または大学の教授の座を目指して進むことが出来ます。

 

「児童と家庭学」という分野で活躍できる人材を育成するための専門性の高いカリキュラムを出している大学は台湾でも数が限られていて、他には国立師範大学など数校しかありません。

 

余談ですが我が校では、専任教員はすべて博士取得済みで、専任教員は現在の学部主任を除き、すべての先生方が西洋の大学院を出ています。(学部主任は副教授以上の人が順番でやっています。)

 

台湾の幼児教員資格制度

台湾には日本の文部化科学省に相当する教育部という機関があります。

私は現地の台湾人と同じようにここで定めた要件を満たさなければ大学の卒業証書をもらう事が出来ません。

 

また幼児教育に携われる教員免許を取得するためには、所定の科目で単位を取得していなければなりません。

 

日本でも幼稚園教育要領が定められていますが、台湾にも教育部が定めた大網というものが存在し、私たち大学生はその内容と併せ、幼稚園運営に関する法律に熟知していなければなりません。

 

台湾で幼稚園教諭資格を取得する道

台湾で幼児教育を学んでいると話すと、よく日本の短期大学の話を引き合いに出される日本人の方がいます。

 

ですが台湾には短期大学というものは存在しません。(むかしの事はわかりませんが、私が台湾に来た2015年時点ではなかったはずです。)

 

今あるのは、専門大学と夜間大学と4年制大学です。

 

詳しくは過去記事をご覧ください。

 

 

台湾で幼稚園選びをする日本人の方へメッセージ

さて、今回なぜこのような記事を書いたかなのですが、1つ目に台湾現地で幼児教育の分野で学んでいる日本人に会ったことがない事が理由です。

 

また2つ目にネット上で、台湾での幼稚園選びに困っているという話をよく見かけるからです。

 

これは是非、台湾の幼稚園教育現場を知る数少ない日本人、いわゆる中の人として、情報を発信する必要があるのではないかと思ったのです。

 

ネット上には善意の人がたくさんいると信じたいですが、見ていると誤った情報が書かれていたり、競合他社の人ではないかと疑いたくなるような、特定の幼稚園批判が頻繁に書きこまれています。

 

上記にも書いたように、私は台湾で台湾人に混じって幼児教育を学んでいる日本人です。私たちは台湾の幼稚園運営に関する法律と幼児教育に関して熟知している必要があります。

 

ネット上でよく見かけるものには、2つあります。

  • 先生に対して生徒の人数が多過ぎる
  • 日本語が通じる幼稚園はどこにあるのか

 

 

最初の問いに対して言えば、ネットでは嘘や誤った情報が錯綜しすぎています。

 

先生に対して生徒の人数が多過ぎるは本当か

現在の台湾の幼稚園運営の規定では、2~3歳児クラスの先生の比率は、幼児8人に対して教員1人です。それより上のクラスでは、幼児15人に対して教員1人です。

 

ですから、これは一例ですが、いちばん年齢が小さい2~3歳児クラスですと、教員2人に生徒16人まで受入れが可能です。

 

日本でいうところの年少、年中、年長クラスは、教員2人に生徒30人まで受け入れる事が出来ます。

 

もっと大きい規模のクラスを作る事も人数の比率でいえば可能です。

ただ、それには教室の広さも関係してきますし、あまり現実的ではないと思います。

 

よくネットの掲示板上で、生徒が多過ぎると騒いでいるのを見ますが、その内容のほとんどが台湾の法律上、違法ではありません。

 

私は実際に大学内の幼稚園に教育実習の一環で一年間通いました。一度だけ担任の先生が不在の時がありましたが、その時は代理の先生が入っていましたので、きちんと運営している幼稚園であれば、問題はありません。

 

ですから、みなさんインターネット上の情報には注意してください。

 

日本語が通じる幼稚園はどこにあるのか

これに関しては、私自身が大学外の実習に行く必要があったので、大学の教授陣からも日本人が通う幼稚園に行ったらどうかという提案があった事もあり、いろいろ探しました。

 

私が住んでいるのは台湾北部なので、インターネットで幼稚園の情報を見て行きましたが、園長先生が日本人の幼稚園という所は見つけられませんでした。

 

スタッフの方や教員の方で日本語が話せる方もいらっしゃるようでしたが、台湾の幼稚園も日本の幼稚園と同じで、園ごとに学習の方針が異なります。

 

私自身、幼稚園教諭になる事よりも、運営の方に興味があったのと、台湾教育部が定める卒業要件として、実習先には幼稚園と保育園の2択ではない事を後から知り、最終的に幼稚園や保育園には行きませんでした。

 

ただし、私から以下をアドバイスさせていただきます。

 

台湾の幼稚園は、入学前の見学であればきちんと応じてくれます。

そして幼稚園選びで大切な事は、親御さんと幼稚園を運営する側で言葉が通じるかどうかよりも、お子さんの学習環境や園の教育方針ではないかと思います。

 

私が日本語教師としてアルバイトの仕事を探していた時に、ある大手教育業界のスタッフから聞いた話では、台湾では、まだ母語が成立していない幼児のうちに外国語を主として教える事は子供の脳の発達に影響があるという見解がなされていて、法律で禁止されているという事でした。

 

ですから一日を通して日本語で授業を行う幼稚園は現在の台湾では存在しないはずです。

 

少なくとも現在の台湾では、日本語で教える幼稚園探しや、日本語が通じる幼稚園探しという発想は捨てた方が良いでしょう。

 

台湾でお友達がいなくて不安な親御さんへ

台湾で日本人の同じようにお子さんがいらっしゃる方たちのリアルなコミュニティに足を運ばれる事をおすすめします。そこから幼稚園の情報を得る事ができるでしょう。

 

もしいま住んでいるエリアに日本人があまり住んでいないという事であれば、親子館という、区や大きな非営利団体が母体となっている、安全に子どもを遊ばせられる場所があります。

特に台北、新北エリアには親子館がたくさんありますから、そこで現地のママ友パパ友を探す事をおすすめします。

 

スタッフの方に近くの幼稚園情報を聞いてみて、実際に見学に足を運び、決めるのも良いでしょう。

 

あなたがまだ中国語を話せなくても、一生懸命英語や日本語で話せば、きっと通じるはずです。相手が日本語を学んでいる可能性もあります。

 

幼稚園選びは大切です。インターネット上の情報を鵜呑みにしたり、そこで質問して一喜一憂したりせずに、ぜひ自分の足で歩いて探してみてください。

 

最後に、台湾では幼稚園という言葉は使わずに幼兒園〔よぅ(4声)あーる(2声)ゆぅぇん (2声)といいます。

 

マリアはあなたのお子さんの幼稚園選びを応援しています!!

 

 

 

 

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