台湾の幼稚園

台湾と子供

 

ごぶさたしてます、マリアです。

心理学を学びたいと思っていたら幼児と家庭学科に入ってしまったマリアです。

 

もうすぐ中間テストがあるのですが、いま現在の台湾での幼児教育について私が大学で学んだことを踏まえて記事にまとめます。

 

台湾の幼児教育を知ると共に、台湾での幼稚園選びの参考にもなると思いますので是非ご一読ください。

 

台湾に幼稚園はない?

日本には幼稚園しかないものですから、学部の先生と話すときに発音だけ中国語に脳内変換し「幼稚園」といったら、訂正されました。

 

幼兒園 yòu’ ér yuánでしょ?

 

ようちという言葉、確かにあまり良い意味では使いませんよね。

 

台湾の日常会話場面において、幼稚という言葉は子供じみているとか、そういった意味でしか使わないようです。

 

日本の統治を受けていた影響か、台湾でも以前は幼稚園といっていたそうですが、幼児という言葉の中国語の幼兒を使うのが今では主流です。

 

日本語なら良いのですが、公式サイトに中国語で幼稚園と堂々と表記している所は少し注意した方がいいかも知れません。

 

(日本語がわかるオーナーがこのサイトを見て訂正する可能性もありますが、現場ではそれぐらい言葉の定義にも敏感なのです。)

 

台湾でも少子高齢化が進んでいる

日本が少子高齢化するまでには若干の時間がかかりましたが、台湾では、そろそろ危ないとぞといわれてから、あっと言う前に日本を追い越してしまいました。

 

そうなってくると、台湾でも日本と同じような現象が起き、台湾政府も日本と同じような政策に打って出ています。

 

台湾での幼児教育政策

台湾の若い親御さんの7割以上が、私立幼稚園の公立化を希望しています。

 

公立と比べると私立は学費が高くなるイメージがありますよね。

 

台湾政府では親御さんからの希望を受け、私立幼稚園の公立化をはかる一環として、それほど高くない、一般的な金額で教育を受けられる対策を推し進めています。

 

その対策のひとつとして、準公共幼兒園という機構をつくり、その制度を設けています。

 

どういう事かというと、公共化していない幼兒園と準公共教育者には育児手当の補助を出し、子供を持つ親御さんの負担を減らす取り組みをしているのです。

 

台湾で幼稚園の先生になるためには

台湾で幼稚園の先生になるためには以下の条件を満たしている必要があります。

 

  • 台湾の中央主管が認めている台湾国内の專科大学(日本でも2019年4月からスタートした専門職大学に該当)以上の学校で幼児教員の専門課程を少なくとも32単位すべてに合格・取得すること。

 

  • 該当大学が単位証明書を発行し、並びに專科大学以上の卒業証書があり、その教員資格を保持していること。

 

日本で取った免許はどうなるの?

国外で專科(専門職大学)以上の幼児教育を受け、幼児保育関連の学部を卒業し、単位を取得し、卒業証書があるものは、台湾の中央主管で発行された幼兒園教保專業課程證明書というものがあれば、その仕事に就くことが出来るようです。

ただ、私は台湾の中央主管が発行する詳しい条件は知りません。

 

ですので、この情報は日本で取得した幼稚園教員免許が台湾で使えるかというよりも、あなたのご親戚やお子さんに通わせようとしている幼稚園の教員がその資格を保有しているかどうかの目安としていただけると良いと思います。

 

政府の評価を受けている幼稚園

台湾政府は、その幼稚園が政府で設けている基準を満たしているかどうかの情報を一般に公開しています。

 

以下のURLから行きたい幼稚園の名前を入力し下の青いボタンを押してください。

評鑑結果の欄に日付が入っていれば評価を受けています。

 

逆に評価を受けていないと、どう表示されるかと言うと、未完成評鑑と出ます。

 

幼兒園查詢 – 全國教保資訊網

 

幼稚園の評価基準

政府の設けた基準に合格しているかどうかは、大きなものでは4項目からチェックされています。

学習環境の規格、クラス経営、授業の規格と実施、教員の専門性の発達(専門性を高度な域まで高めるという意味)などです。

 

ですから未完成評鑑が表示されたという事は、上記4項目のうちのすべて、もしくはいずれかが不合格という事です。

 

新設幼稚園でまだ審査申請前ならわかるのですが、設立から何年もたつのに未完成評鑑が表示されるのであれば、申請する気がないか、合格していない幼稚園だと思ってよいでしょう。

 

未完成評鑑に合格はしていないけれど、政府から補助だけは得ている幼稚園もあります。

 

4項目の意味

台湾の幼児の定義は、2~6歳です。

授業には日本同様に政府が定めた教育要綱があり、その基準に沿った授業を計画・実行しなければなりません。

 

発達心理学からなる教育

台湾では、身体の動作と健康、認知発達、言語、社会性、情緒、美感という6つの定義が定められていて、幼児の発達心理学の観点からその内容に沿った授業を計画・実行しなければなりません。

 

これは学習環境の規格、クラス経営、授業の規格と実施に確実に関わって来ます。

 

大学ではどう判断しているのか

 

大学の先生方はこの基準を信頼しているようです。

 

私も来年は外に出て教育実習しなければならないのですが、私が日本人であり言葉の壁を心配した先生方は、日本人が通う幼稚園での実習を進めて下さいました。

 

ただその時に実習に行く先は、必ず政府の認定を受けている所にするようにいわれました。

 

「政府の認定を受けていない所へ私たちはあなたを実習に出すわけには行きません。

もし万が一、そこで何か問題が起きたとき、私たちはあなたを守ることができないからね。だから必ず認定を受けている所にしてください。

それから、あなたが希望する先へ私たちの誰か(大学の先生)が実際に見に行って、OKを出した所でないとあなたは実習には行けません。」

 

認可を受けていない幼稚園が必ずしも悪いとは思いません。ですが台湾政府が要求する基準から何らかの部分で外れているという事は言えます。

そういった所は幼稚園という名前の塾のような所であったり、有料で子供を預かるだけの所なのかもしれません。

 

中国語や英語があまり話せない状態で台湾に来ると、幼稚園探しも大変だと思います。

以下で個人的におすすめの幼稚園について書きます。

 

個人的におすすめの幼稚園

大学付属の幼稚園は台湾でも人気なようです。

 

ただ学生が実習で入るので、それほどたくさんのお子さんを受け入れていません。

 

幼稚園の定員の半分は大学関係者の子女の為に確保されており、残り半分を一般公開している状況です。

 

おそらく他の大学付属幼稚園も同じような状況だと思います。

 

次に、そういった大学から教育実習生を受け入れていたりする台湾全土で展開している幼稚園があります。

 

そういった所は幼稚園の他にも語学スクールを併設していたりします。

 

お子様の将来を左右する事ですので、このような情報を上手く活用し、上手に幼稚園選びをしていただければと思います。

 

最後は自分の目で見て決めよう

私は台湾に来る前は、台湾の幼児教育は日本の受け売りなのかしら?と思っていたのですが、うちの大学などはアメリカで博士を取った先生が大半を占めるので、台湾の規則に沿いつつも西側諸国の理論を取り入れ、コーナー学習主流で授業展開しています。

 

そうそう、台湾ではモッテソーリ教育も人気です。選択科目として私たちの大学でもその為のカリキュラムが設けられているぐらいですから。

 

台湾の幼児教育もなかなかよいものですよ。

 

ぜひたくさんの幼稚園に連絡をとって、見学してみてください。ネットで噂を聞くより、実際に見て探す方がぜったいに早いですから。

 

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