新北市にある私立大学に通っているマリアです。
私は大学に入るまでの間、台北市内の語学学校に2年以上通い、中国語をマスターしました。
中国語がほとんど聞き取れず、話せず、の状態からスタートしましたが、語学学校を離れる頃にはいちばん上のクラスまで昇級していたので、ものすごく中国語が上達した気になっていて「これなら台湾で大学へ行けちゃうんじゃないの?」と、根拠のない自信を持っていました。
ですが、いざ大学に入ってみると、教室内で飛び交うのは専攻分野の専門的な用語ばかりなので、わからない事が沢山ありました。
このままだとまずい!と危機感を感じて、先生のオフィスを尋ねる事が今でもよくあります。
そんな風にしていると、先生によっては「助教」を紹介して下さる事があります。
助教ってどんな人?
大学に入った当初、私はてっきり助教授を紹介されたのだとばかり思っていました。
ですが、ほとんどの助教は見るからに若くて20代前半の人が多いので、なにかへんだと思い、よくよく話を聞いてみると、彼、彼女たちはまだ大学院生でした。
台湾の大学では、先生の授業のお手伝いをする院生が各先生ごとに数名いて、彼、彼女たちの事を「助教zhù jiào」または「TA(ティーエー)」と呼びます。
でも、TAと呼ぶことはあまりなくて、呼んでもTA生と生がついています。
そして使用頻度が最も高いのが助教です。
先生への連絡やレポートの提出は助教(TA)を通してする事が多いですから、これから台湾の大学に進学を考えている人は、ぜひこの言葉を覚えてくださいね。
助教との関わり方も大事
助教は大学院の一生徒でしかありません。
教授や副教授からいわれれば面倒も見てくれますが、彼、彼女たちも沢山の課題に取り組まなければなりません。そして彼らは先生のアシスタントなのです。
ですがテストの成績を付けるのは彼らの仕事だったりもします。
成績を付ける基準は先生からの指示なので、助教の判断だけで決める事ではないのですが、一度なんて漢字を間違えているから減点などという事がありました。
その時は先生に言った上で、助教に掛け合いました。
確かに漢字を間違えているけれど意味は通じますよね?中国語のテストではないので、この減点は勘弁してくださいと。
その先生には助教が数人いるらしく、ひとりの助教は頑なに点数を変えないと言っていましたが、もう一人の助教が話を聞いてくれて、引かれていた2点を戻してくれました。
理論や答えが間違えているならまだしも、どうしてもそこは納得がいかなかったのです。
と、こんな風に助教とも上手くコミュニケーションを取ってやっていかなければなりません。
海外に留学中のみなさん、一緒にがんばりましょう!