台湾の大学は9月から始まって旧正月前の1月に一学期が終わります。二学期は旧正月明けの2月から6月までです。
大学ではほとんどの学部で論文を書く事がありません。多くの学部では四年生になると一年をかけて成果発表の企画と準備をはじめ、最後に展示会や成果発表会を行います。
台湾の大学では一般的に普段の授業態度が非常に重要視され、ほとんどの開校クラスで一学期の間に中間テストと期末テストが毎回課せられます。
他にレポート提出や発表も3~4回あります。
出席に関しては、3回欠席すると単位をもらえないなど、非常に厳しいです。
そして、大学に入ってはじめて聞いた言葉に歐趴 ōu pā があります。
聞いた時は何を言っているのか、さっぱりわかりませんでした。
おうぱーってなんなの?
聞くところによると、台湾の大学では、どこも先輩が後輩の面倒を見るという制度があるようです。
私がいる輔仁大學(ほじんだいがく/FuJenCatholicUniversity)にも、二年生になると、同じ学部の後輩の中から1人を決めて、面倒見るというしきたりがあります。
どうやって決めるの?
では、その先輩、後輩関係をどう決めるかですが、これはクジ引きで決めます。
私も一年生の時、みんなで集まってクジ引きをして、担当してくれる先輩が決まりました。
大学に入ったばかりの新入生は、大学での勉強の仕方や設備など、右も左もわかりませんから、先輩と連絡を取り合って慣れていくというのは、とても心強いものです。
試験前のある習わし
糖 táng というのは、一般的にはキャンディーなどを意味するのですが、私が通っている輔仁大學の先輩は、牛乳100パーセントで作ったこだわりのお店のタピオカミルクティーに、台湾名物の牡蠣のオムレツ味のポテトチップス、さらに義美 yì měi という質の良い素材を使ったお菓子メーカーとして台湾では有名なお店のお菓子を5箱と、とても豪華な歐趴糖をプレゼントしてくれました。
他のクラスメイト達も先輩から沢山のお菓子をもらって、一緒に記念撮影をしていました。
その他にも、お互い連絡を取り合って、勉強のやり方だったり、わからない所について聞いたり、先輩が使わなくなった教科書を譲ってもらったりしています。
歐趴 ōu pāって、とっても良い制度ですよね。
私たちの学部は個人レポートとグループのレポートがとても多くて、来週までに3つ仕上げなければなりません。中間テストまでまだ時間はありますが、レポートをいまから少し頑張って作ります。
それでは、また!!