私がはじめてアルバイトの許可申請をしたのは2016年でした。
許可申請が無事パスし、今回まで何度か更新手続きを続けてきました。今日はその経験を元に手続きの流れと注意点など書いていきます。
語学留学目的の学生
語学学校に通う生徒がアルバイトの申請をするには以下の条件をクリアする必要があります。
- 一日3時間、週15時間の授業を一年以上継続して受けている
- 居留証を保持している
- 今後も継続して台湾に居留し学習する
この条件のうちひとつでも欠けているとアルバイト許可申請が出来ません。
申請書類には自分で用意するものと学校で用意してもらうものがあります。条件がクリアできた人は、学校から所定の用紙をもらいましょう。
語学学校の生徒の場合、以下の書類が必要になります。
- パスポートのコピー
- 居留証のコピー(裏・表)
- 学生証のコピー(裏・表)
- 銀行の残高証明書
- アルバイトが必要な理由を書く学校指定の申請書
- 在学証明書
- 成績証明書
許可証の有効期限は学費を払った学期の分までです。
※詳しくは学校にお問い合わせください。
大学の正規留学生(学士・修士・博士課程)
上記の場合、次の提出の書類が必要です。
- パスポートのコピー
- 居留証のコピー(裏・表)
- 学生証のコピー(裏・表)
- アルバイトが必要な理由を書く学校指定の申請書
許可証の有効期限は第一学期は3月末まで、第二学期は9月末までです。
※留年などで滞在が伸びる場合は、例外があるようです。
語学留学目的の学生・正規留学生に共通すること
- 語学学校生、大学生のいずれの場合も大学が書類を許可しスタンプを押印する必要があります。
- 政府で書類を審査してもらう為に一回100元の審査費用を支払う必要があります。これは郵便局、銀行ATM、または直接政府に出向いて支払います。
- 許可証の受け取先は在学している大学にするか、政府まで取りに行くか選べます。私は毎回大学で受け取りを選んでいます。
書類を郵便局から送り、政府で申請手続きに入り許可が下り、許可証が大学に届く通常の場合でも、最低2週間ぐらい余裕を見た方がいいでしょう。
書類には、どの郵便局からお金を振り込んだかなどを書く欄があるのですが、最初の頃は慣れていなかったので書き間違えてしまって、書類が途中で止まってしまい時間がかかりました。
政府からお知らせの電話は来るのですが、気づかなかったり、書類を戻してもらってからまた出し直してなんてやっていると、あっという間に時間がたってしまいます。
採用する企業の方も(まともな所であれば)許可証を提示しないと雇うのを嫌がりますし、たとえ契約はしても仕事をスタートさせてくれません。余裕を持って手続きしましょう!
※私が契約した所はすべて大手のため、許可証を更新するたびにコピーの提出を求められます。
提出方法が変わった
支払いまで済んだら今度は先ほどの書類をまとめて政府に届けます。
私はこれまで郵便局から郵送する形で行っていました。政府の窓口へ直接持ち込むことも出来ますが、時間も手間ですしいつも郵送していました。
ところが今回は大学からネットで手続きするよう指示がありました。
書類の準備までは同じ手続きなのですが、郵送する必要がなくなりました。
他の大学や語学学校がどうなっているかわかりませんが、もしネットで手続きするように言われたら以下を参考にしてください。
実際の手続き
政府のサイトに入りアカウント登録した後、基本情報を入力します。
私は華僑ではないんですけど。と思うかもしれませんが、外国人はすべて僑外生工讀申請を選んでくださいね。
画面の右側に以下のようなフォームが出てきたら、Personal ID Number欄に自分の居留証の番号を入れましょう。
工作許可を選びましょう
延長なんだから工作許可じゃなくて補發許可じゃないの?と勝手に決めつけていたのですが、補發許可というのは許可証を紛失した以外に、訳ありで延長する時に選ぶものであって、通常の申請であれば新規であろうと延長であろうと、補發許可を選んではいけなかったのです。
お知らせはメールで来ていたのですが、メールボックスにはお買い物のために会員登録していた先から何百通というDMが届いていたので気づくのが遅れ、他にもけっこう大事なメールを見落としていました。
こんな事するのは私だけでしょうか?みなさんはどうぞお気を付けください。
大学の職員さんに書類差戻しの理由を聞きに行ったら「ちゃんと、上に赤い文字で理由書いてあるでしょう?きみは補發許可じゃないでしょう?よく見てね。もう一回出し直しね。送る前にも全部よく見てからボタン押してね」と、何度も念を押されました。
読むのめんどくさかったんです。
アップロードする書類のファイル形式はPDFのみで、ひとつのファイルが1MBを超えると警告が出てアップできません。
モノクロの200~300KBでも十分との事でしたので、ファイルサイズは小さくしましょう。
生徒がたくさんいるので、大学側はおそらくひとつひとつ丁寧には教えてくれません。大学内の図書館などで自力で、またはお友達に手伝ってもらうなどして書類をスキャンした後、ファイルサイズを圧縮しアップロードしましょう。
私の書類はいまシステム経由で大学に送っています。今度は差戻しにならなければ良いのですが。進捗がありましたらまたブログでお知らせしたいと思います。
以上、あなたの参考になれば嬉しいです。
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