台湾の国民的ミスチル的バンド五月天

久しぶりに台湾の音楽についての記事を書きます。

台湾好きの人ならもう知ってる人も多いと思っていたので、あえて避けて来た五月天について今日は取り上げます。

まずは五月天がどんなバンドかについてです。

五月天の簡単な紹介

五月天は中国語で、wǔ yuè tiān と発音します。

意味は五月の空といった所でしょうか。

日本では、メイデイ(Mayday)という呼ばれ方をしています。

五月天は、台北は大安の近くにある高校の友達同士で組んだバンドで、途中少しメンバーが入れ替わり、今に至っています。

五月天の活動歴は長く、国民的大人気バンドなのです。

日本でもミスチルはものすごく人気ですよね？

ボーカルの阿信（アシン）もミスチル好きと公言していて、強いて例えるなら日本のミスチル、台湾の五月天という感じなんですよ。

五月天は活動歴が長く、ファン層も幅広いのもあってか、コンサートのチケットは発売からすぐに完売してしまう事でも有名なのです。

また台湾の公用語は中国語なのですが、台湾人の中には台湾語も話せる人がいて、五月天のメンバーも台湾語を話せるため、バンドを結成した初期の頃から中国語の他に、台湾語の歌を出しているのです。

五月天のメインボーカルは阿信（アシン）です。

台湾では仲良しのお友達の名前は呼び捨てにするか、相手が男の子だと名前の一文字に阿をつけて呼ぶ事が多いのです。

日本語だと信くんとか、信ちゃんのような感じでしょうか。

信くん。もとい、阿信（アシン）若くてカッコいいと思うのは私だけでしょうか？

20代後半にも見えなくもない彼ですが、何ともう40歳過ぎなんだそうです。いまだに信じられません。

バンドメンバーは全員1970年代生まれなのですが、みんなとっても若く見えます。

阿信（アシン）は見た目のカッコよさに加え、女性スキャンダルがほとんどなく、いまだ独身という所も、女性ファンからはまた魅力なのかも知れません。まさに永遠のアイドルといった感じでしょうか。※五月天のファンが女性ばかりという意味ではありません。

1995－1997年に、いまのバンドの前進となるSo Bandを結成し、活動していました。

1997年3月29日に台北は大安森林公園の野外音楽堂で野外フェスを開くことになったとき、ネットから参加申し込みをしたのですが、メンバーの瑪莎（マサ）がネット掲示板のコードとして書いた「MAYDAY」をバンド名にする事にしました。

そして1999年にはMAYDAY、今の五月天として正式にデビューし、現在に至ります。

コンサートチケット即完売の国民的人気バンド五月天ですが、五月天としてバンド結成20周年を迎えた2017年3月29日、彼らは五月天生誕の地、大安森林公園の野外音楽堂で無償コンサートを開きました。

私はその当時、ちょうど大安森林公園の隣にある中国文化大学で中国語を学ぶ学生でした。

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コンサートのため大勢の人出が予想され、大学周辺の一部道路に規制が入る事も決定していたので、学校側は登下校できなくなる生徒がいるのではないかと心配していたようです。午後のクラスを取っている生徒もいた為、混乱する時間帯は授業を中止するかなども検討されていました。

そんな状況でしたので、私たちの先生は授業が終わったら早く帰るようにと、かなり前から注意してくれていたのですが、私と日本人のお友達の二人は五月天を無償で間近で見られるチャンスと知り、前日の夕方から公園で場所取りをしました。

前日から場所取りするなんて生まれてはじめての出来事でしたけど、そのおかげで前の良い場所で台湾の国民的バンドを生で見る事が出来ましたし、一生残る台湾の良い思い出のひとつになりました。

大安森林公園は、高級エリアにある整備された、きれいで大きな公園なのですが、そこに結果として４千人を超える人が集まったという事です。

この模様は公園にいた人はもちろん無料で見ることが出来たのですが、同時にネットでも配信されていたので、五月天ファンのみんなが、すべて無料で見る事が出来ました。

こんな太っ腹な国民的人気バンドが他にいるでしょうか？五月天すてき！！

当日中継された動画はこちらからどうぞ

この動画を見ると、公園で近くに座った五月天ファンの台湾の人たちと一緒に歌ったり、リズムにのって揺れたあの時を思い出します。もしかしたらマリアも写ってるかも？