意外と複雑?台北市と新北市の違いと位置関係

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台湾と聞いて、日本人に人気の観光スポットの名前がいくつも頭に思い浮かぶ事でしょう。では、みなさん、それが台湾のどこに位置しているか、すぐにわかりますか?

私は台湾に来て最初の頃、どれだけ地図を見ても、いま自分が台北のどの辺りにいるのかよくわかっていませんでした。

台湾は長さ最長394km、広さ最大144Kmの島で、その面積は36,193 km2あります。日本と比べたとき、よく九州と同じぐらいの大きさだと例えられます。ちなみに九州は42,231.48km2 ありますよ。

台湾の首都は台北で、その周りを新北市がぐるっと取り囲んでいます。これら二つを合わせて雙台北 shuāng tái běi と呼ぶ事があります。

※雙 shuāng というのは、「2つの」「両方の」「対の」という意味です。

台北市と新北市の関係は、日本で例えると東京23区内と23区外のようなイメージですが、地理的には東京は東西に細長く広がっているのと比べ、雙台北 は少し違うような気がします。どちらかと言うと、パリ23区とそれ以外といった方がイメージしやすいかもしれません。

私は台湾に来てから今年で4年になりますが、来て2年目ぐらいまでは、いまいる場所が台北市(タイペイ市)なのか新北市(シンペイ市)なのか、よくわかっていませんでした。

台北は台湾の首都で、北エリアの真ん中に位置しているので、整備された平坦な開発地区が多いのだろうと勝手に思っていいました。ですが、信義区 Xìn yì qū という高級エリアには標高375mの山があります。車がない人はMRT(地下鉄)とバスを乗り継がないと辿り着けない陽明山 Yáng míng shān という高級別荘エリアには国家指定公園もあって、標高が最も高い場所は1,120mもあったりします。この陽明山も台北にあります。

これが最初は不思議で仕方ありませんでした。

さらに日本人が昔から多く住む高級エリア天母(Tiān mǔ)も、新北市にはなく、むかしから首都台北の一部なのですが、MRTが開通していないため、車がない人は電車を降りた後バスを乗らなければ辿り着けない非常に辺鄙な場所にあります。

(天母にMRTが通っていない理由について台湾の人が言うには、MRTの開通計画段階で高級住宅地天母の人たちが、観光客が増えたら困ると大反対したからだそうです。)

日本にいた時は、港区、千代田区、新宿区、渋谷区でほぼ用事を済ませていたマリアは、東京23区のしかもごく限られた感覚で台湾北部に来てしまったので、「え、ここって台北市なの?」「え、どうしてここが新北市なの?」と、よく迷子になっていました。

でもね、長年住んでいるのに台北市と新北市の地理が頭に入っていない日本人って、意外と私だけじゃないんですよ。MRTでは行けるけど、実はよくわかっていない人、けっこういるみたいです。

では、タイペイとその近郊の地図でご説明しましょう。

台湾の地図 上のオレンジ色の部分が台北市です。臺北と書かれています。

台湾の地図

下の図は新北市です。真ん中に空洞になっている部分がありますが、そこが台湾の首都、台北です。

私は台湾に来てすぐの頃、空洞の中央下にある新店に住んでいました。

それから一人暮らしをしなければならなくなり、新店のすぐ上にある永和に引っ越しました。

永和は台北市に少し食い込んでいるのが地図で見てわかると思います。

この行政区画図からはわかりにくいですが、実際は海からの水が淡水と八里に流れ込んでいて、台北と新北の市境にそってずっと流れています。そしてその流れは途中で二股に別れ、一方は新店に、一方は台北市内まで繋がっています。

永和に住んでいた頃は、台北の大安にある語学学校に通っていました。MRT(台北の地下鉄)でも通えましたが、バスの方が乗り換えもなく便利だったので、バスに乗って毎日大きな橋を渡っていました。

帰りのバスの車窓から外を見ると河を渡るころには見渡す限りの広い空を見ることが出来ます。ほんの数分間ですが、この景色をただただボーっと眺めていると、その日の苦労やストレスがスーッと落ち着いて家に帰るんだなあという気持ちの切り替えが自然と出来たものです。

西門町から菜寮へ行く途中に渡る橋からの眺め。

信号がないのでけっこう飛ばしてます。手振れがひどいですが、ご了承ください。

台湾の大学に正規入学したこの一年半の間、大学から近い方が利便性が良いので、いままた新北市の新荘という所に住んでいます。大学前からのバスは、路線と本数が非常に多く便利ですが、台北市内へ行くときは必ず大きな橋を渡る事になります。

いまは毎日ではなく、ときどき友達に会いに台北市内へ行くときにバスに乗るぐらいですが、今でも窓からの眺めが大好きです。

台北北部に来るときは、今日ご紹介した内容を頭にしっかりインプットして、ぜひ台北北部を満喫してくださいね。