中国語の擬音語どれだけわかりますか?

台湾の言葉

 

またまた今晩は。

大学三年の前期、中間テストが終わり少しほっとしたので、今日もがんばってブログを更新します。

 

今日は擬音語についてがテーマです。

 

擬音語とは?

 

擬音語は音を言葉に変えて表現しているものですね。よく漫画に登場します。

また擬態語とも呼ばれたりします。擬態語は、動作を音で表すときに使います。

 

擬音語か擬態語かと区別していると大変なほど日本語にはたくさんの擬音語か擬態語があります。

 

このブログは日本語を教えるブログではないですし、フランス語でその両方を指すオノマトペという便利な言葉があるので、以下ではオノマトペと書く事にします。

 

日本人はオノマトペ無しでは生活できない?

日本語はオノマトペがとても多い言語です。

 

例えば、顔色がさっと変わった。の「さっ」がオノマトペです。

 

雨が降って来たよ。と人に知らせるとき、相手からどれくらいの量の雨が降っているか聞かれたとき「大降りだよ!ザーザーとものすごい量の雨が降ってたよ。」と説明した経験はありませんか?

 

「おかげで服がびしょびしょだよ」の、びしょびしょなんていうのもオノマトペですね。

 

それから食事のマナーが悪い代表としていわれるくちゃくちゃ食べなんていうのもありますよね。この、くちゃくちゃもオノマトペですね。

 

今回のブログ記事のトップ写真、あなたならどんなオノマトペで表現しますか?

 

子どもが大好きな、小銭を入れるとカプセルに入った玩具が出てくるものは「ガチャガチャ」といいますよね。

 

他にもガチャとか、ガチャポンという人もいるようですね。

あなたはどう呼んでますか?

 

ガチャガチャと言えば通じるので、この機械の本当の名前を知らない人も沢山いるんじゃないでしょうか。ガチャガチャの正式名称はカプセルトイというようです。あなたは知ってましたか?

 

このガチャガチャ。もとい、カプセルトイ、台湾人も大好きなんですが、台湾人にガチャガチャと言っても通じません。彼らはいったい何と呼んでいるのでしょうか?

 

正解がわかった方は、ぜひコメント欄に書いてくださいね。

 

台湾の絵本はオノマトペがいっぱい

私は今年から大学内の幼稚園で教育実習をしているのですが、絵本の読み聞かせをする必要が出てきました。

 

これまでにも台湾人の同級生や先生が絵本を読むことがありました。

授業中に先生からひとり一行ずつ読むように急にふられてマイクが回ってきた恐ろしい事もあったのですが、テキトーに読んで誤魔化したり、他の子に読み直してもらっていたので、知らない単語があっても「なんか聞きなれない、変なこといってるなあ」ぐらいにしか思ってませんでした。

 

ところが今度は実際の現場で子供に読み聞かせなければならないので、今までの様には出来ません。そこで改めて絵本を手に取り、じっくり読んでみて、なんと発音したら良いのかわからない、漢字を見てもイメージが掴めない言葉がいくつも出てきました。

 

この中の90%はオノマトペでした。

 

日本の絵本の翻訳本などはオノマトペが豊富で毎回悪戦苦闘します。

 

ああ、こんな風にいうんだ。毎回、違和感を覚えながらも、だんだんと理解できるようになってきました。

 

台湾と中国の中国語の違い

さて、ここでオノマトペの話に行きたいのですが、最初にひとつだけお断りしておきます。

私は中国語を台湾で勉強して来たので、中国のオノマトペはわかりません。

 

台湾と中国で使っている中国語は、じつは少し違う所があります。

 

強いて例えるとすれば、東京の人がマクドナルドの事をマックというのに対し、大阪の人はマクドというような感じで、イントネーションや言葉の使い方が少し違う所があるのです。

 

ですので、私がここでお話しするのは主に台湾のオノマトペの話になります。

 

豆知識:中国はもちろん中国語を標準語としていますが、台湾の人たちは、中華民国となるまで中国語を国語として使って来ませんでした。それ以前の1895年から1945年までは大日本帝国の統治下にあったので、当時の国語は日本語でした。

中国語のオノマトペクイズ

それでは行きましょう!中国語のオノマトペクイズです。

あなたはいくつわかりますか?

発音と、どんな意味かあててみてくださいね。

 

㕷噠

撲桶

嘰鈴嘰鈴

閃閃發亮

滴滴答答

叮叮噹噹

咚咚咚

吱吱喳喳

轟隆轟隆

嗚嗚嗚嗚

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オノマトペクイズの答え

 

hǒu ホーゥといった感じです。ホは鼻にかけて発音します。叫び声を表現する時に使うようです。
xiū 飛行機や鳥が飛ぶときもシューと飛んでいくといいます。シュッというような小さなツの発音がないので、少々迫力とスピード感に欠けている気がします。
㕷噠 pā dá 何かにぶつかった時の音で、パーダァと発音します。

台湾では、しっぽはパタパタではなく、パーダァパーダァ振られます。

撲桶 pū tǒng 物が水に落ちた時の音を表します。日本語だと水の中にポトンと落ちたなどですが、彼女の目から一滴の涙がポトリと落ちて来たなどのポトリにも相当します。

プゥートオーンと落ちて来たという表現、絵本を読んでいても慣れるまでなかなか感じが出ませんでした。

嘰鈴嘰鈴 jī líng jī líng ジーリーンジーリーンと読みます。日本語だと、チリンチリーンなんて言いますけど、中国語だとそう読むと発音が標準語じゃないと注意されます。

自転車のベルの音や、目覚まし時計の音もこれで表現できます。

閃閃發亮 shǎn shǎn fā liàng 閃閃shǎn shǎnの部分がオノマトペで、ピカッと、ギラッとを意味します。で、後ろの發亮が光る様子を表すので、ピカッと光ったり、ギラっと光るという意味になります。
滴滴答答 dī dī dā dā 水が落ちる音なのですが、よだれがダラダラ垂れるなどのダラダラに相当する使い方もされます。
叮叮噹噹 dīng ding dāng dāng 鳥がピーチクパーチク鳴いている時って、少し騒々しいですよね。仕事場で関係のない話をピーチクパーチク喋るなんて時にも使います。
咚咚咚 dōng dōng dōng ドンドンと大きな動物が歩く音など、大きく響く音に使います。
吱吱喳喳  zhī zhī zhā zhā 電線の上にとまっている雀が鳴いている声を表現します。ずっとおしゃべりしている時って、ピーチクパーチク煩いですよね。そんな感じです。
轟隆轟隆 hōng lóng hōng lóng 巨大な音が空間で響くときに使います。雷の事もよくこの言葉で表します。hの音は鼻にかけた音になります。最初外で雨が降っているという話になり、hōng lóng hōng lóngといわれたとき、ちょっとピンと来ませんでした。
嗚嗚嗚嗚 wū wū wū wū 悲しい時にウウウ…と声を出さずに泣いた経験はありませんか?そんな時に使うようです。

嗚嗚の2つで表現しても構いません。

 

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