お待たせしました!新企画台北MRTの旅の第2回です。
今後台北MRTの各駅を紹介して行く予定ですが、その前に乗車料金について書きたいと思います。
日本から台湾に戻った時、毎回MRTの券売機付近で「どれ買ったらいいの?」と話している日本人グループを見かけます。
急に話しかけるのも変なので、様子を見て助けが必要そうなら、窓口との通訳をしたりする事もあるのですが......。
そういえば、私も来たばかりの頃、よくわかりませんでした。
では、台北・新北に住んで4年目になるマリアがご説明しましょう。
基本的に台湾国内の交通費はタクシー料金も含めてすべて安いです。日本と比べても安いと思いますし、これは台湾人の自慢でもあります。
よく言われます「台湾の交通費安いでしょう?日本は交通費高いわよね。日本は何買っても高いもの~。」
いえ、全部が高いわけじゃないんですが。収入と出費のバランスを考えると、台北もそこそこ物価は高いですよ。と、いつも説明するのですが。(笑)
また話がそれてしまいました。本題に戻りましょう。以下、今回の記事の見出しです。
台北MRTの運賃はいくら?
台北MRTの乗車運賃はひと区間NT$20 で、いちばん遠くへ行ってもNT$60で済んでしまいます。
これは私がいま通っている輔仁大學(日本語名:ほじん だいがく)がある輔大 fǔ dà の駅で撮影したものです。輔大を拠点として距離が離れる毎に料金が上がって行くのがわかると思います。
拡大してみましょう。例えば輔大から、日本人が大好きな台北の温泉地北投 běi tóu に行く場合、ずっと右に行って、民権西路 mín quán xī lù 駅で一度乗り換えなければいけません。乗り換えの時間も含めて乗車時間は36分です。
(マリアが東京出身のため東京の例えしか出来ずスミマセンが)、例えば中央線だと、東京駅から西荻窪駅まで各駅停車で行く場合と同じ乗車時間です。2019年3月現在切符を買うと390円です。なんとなくイメージ掴めましたか?
お得なチケットはありますか?
台北では何種類か用意されています。ここから下にご紹介するものは、自動改札の横に人がいるブースがありますので、そこで買いましょう。みなさん大体英語が話せるはずです。
ただ上にも書きましたが、乗車料金は一区間NT$20で、いちばん遠くまで乗ってもNT$60です。私ははじめて台湾一人旅をしたとき、MRT一日乗車券を購入しましたが、一か所の滞在時間が長かった日は、払った分の元が取れませんでした。元が取れなかったと言っても、NT$20かNT$40ぐらいだったと思いますので、大したことないのですが。
私の旅のスタイルは、1日の間に行きたい場所をいくつかピックアップしておいて、時間があれば回るというものでしたので、はじめての土地で、移動時間や行った先での滞在時間がよくわかっていなかったのもあったと思います。
計画したら何が何でも全部回る!と言うキッチリさんには、きっとお得になると思いますよ。
お得なチケットその1:MRT一日乗車券
台北MRTに限り一日乗り放題のチケットです。
お得なチケットその2:台北MRT24時間チケット
最初に自動改札機にカードをかざして入場した時点から起算して連続24時間、営業時間内に何度でも台北MRT乗車できるチケットです。
※MRT自体が24時間営業ではないので、ご注意ください。
・台北MRT24時間チケット NT$180
・台北MRT48時間チケット NT$280
・台北MRT72時間チケット NT$380
お得なチケットその3:台北観光パスポート
有効期間内であれば、台北MRT、バス(台北市・新北市が連営、管轄する路線に限る)と、猫空ロープウェイが乗り放題になるお得なチケットです。
ちなみにバスに普通に乗ると一区間NT$15で、もう一区間乗ると降りる際にもう一度NT$15なので、合計NT$30になります。
※猫空ロープウェイも乗り放題になるのは猫覧版のみです。
・2デイパス/交通周遊2日カード NT$310
・3デイパス/交通周遊3日カード NT$440
・5デイパス/交通周遊5日カード NT$700
・1デイパス(猫覧版)/猫空ロープウエイ1日カード NT$350
お得なチケットその3:イージーカー ド
Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)、PiTaPa(ピタパ)のようなICカード乗車券です。このカードは台北・新北のみならず、台南の鉄道、更にコンビニでの支払いにも使えます。
ICカード割引が聞くのでMRTの一区間NT$20が$16になるなどお得なカードです。
台北MRTでは、今回ここに紹介した以外にも「台北101展望台、故宮博物館北部院区の入場券とセットになった」定番スポット版(ICカード:チャージ可能) NT$950など、各種プランを用意しています。
詳しくは、台北大衆捷運股份有限公司の公式サイトでご確認ください。
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