ネタバレ注意!!大流行のホラーゲーム還願Devotionから学ぶ中国語と台湾の歴史文化①

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世界で大流行中のホラーゲーム還願 huán yuàn (英語名:Devotion)、あなたはもうプレイしましたか?実況では、もう見ましたか?

ここ台湾でも何年も前からゲーム実況が流行っています。

台湾は日本と比べてネットの契約料金が安く、どこでも快適に繋がるので、駅のホームや車内でスマホを真剣に見ている人をよく見ます。みんな好きなドラマを見たり、映画を見たり、Youtubeを見たりしています。

ときどき、何かを楽しそうに長時間見ている男性を見かける事があります。そんな時は気になるので、こっそり画面をのぞき込んじゃいます。彼らが見ているのはゲーム実況という事が多いですよ。

台湾の実況者の中には、ニコ動のようにLIVE中継していて、見ている人がリアルタイムにコメントを送れるスタイルの人もいます。

台湾は平和な国で事件が少ないためか、どんな些細な事でもニュースになります。

還願の事ももちろんニュースになったので、大学の先生でも還願の事は知っていました。

もともと還願の事を教えてくれたのは日本語が上手な私の生徒さん(私はアルバイトで日本語を教えています)だったのですが、彼から言わせると日本人の実況と台湾人の実況スタイルはぜんぜん違うそうです。

彼が言うには、「日本人はゲーム中に出てくる文章の全部を最後まで読んでからでないと先に進まないんですよ。でも、台湾人は台湾の文化だからもうわかっているので、全部は読まないんですよ。それが、すごく面白く感じました。」という事でした。

私も少し思い当たる節があります。台湾に来て4年目なので、だんだん見るもの聞くものに新鮮さを感じなくなって来ています。ですが、もし中国語を習っていなかったら、もし台湾に来ていなかったら、わからない事がたくさんあっただろうなと思います。

では、前置きが長くなりましたが、ゲームの中に出てくる、きっとみなさんが疑問に思う部分を書いていきたいと思います。

※ここから先はゲームの内容に関する記述が含まれています。

還願 Devotion の解説

マンション:以前建てられたファミリータイプの物件が台北市内にはまだたくさん残っていて、いまでもあのような間取り、造りの物件が多いです。

部屋の写真:台湾の人の家にお邪魔すると、新郎新婦の記念写真がかならず飾ってあります。ゲーム還願のようにとても大きいサイズで、見ているこちらが照れてしまうような立派なものです。自身の父母兄弟姉妹など、他の家族と同居の場合は寝室などの個室に飾っている事の方が多いと思いますが、結婚して家を出て新居を構える場合は、還願のようにリビングに飾っているご夫婦もいるようです。

食事:ゲーム開始のころテーブルの上のお鍋に入っていたのはお豆腐のお味噌汁です。日本の統治時代が長かったので、台湾人の食事には和食が取り入れられています。

お魚が尾頭付きでテーブルの上に一匹ありましたが、こちらではよく食されるお魚の煮つけです。

台湾人の元相方が「お婆ちゃんが夕飯を作った」と言って写真を送って見せてくれた事が何回かありました。食事はゲームと同じように広げた新聞紙の上に並べられていました。

そのお婆さんは、ご飯、お味噌汁、お魚の煮つけの他にお野菜の煮物など何品か準備されていたので、リ・ホウさんはこの時、お野菜のおかずを作っていたのかなと勝手に想像しています。

ドアの上の赤い飾り:春聯 chūn lián お正月飾りのうちのひとつです。

玄関外の鉄格子状の扉:今でも普通にあります。私は部屋を一部屋しか借りていないのに、鍵は少なくて2本、いまは3本を大家さんから持たされています。

語学学校時代のひとりの先生から聞いただけなので、もう少しリサーチが必要かと思いますが、日本統治時代は日本人のお巡りさんが巡回していたので本当に安全で、鍵もかけずに買い物に出かける事があったと聞きました。関連記事、平和記念日と228事件の頃には玄関の外と窓に鉄格子をはめなければならなくなったのではないかと、推測しています。

和平記念日ってどんな日?台湾の祝日について書きます。

神様:家の中に赤いランプで祀られていた神様ですが、台湾の家庭ではごく一般的に見られる光景だと思います。住宅街の通りを歩いていると一階のお宅の中が見えてしまう事があるのですが、多くの家で神様を祀られているのがわかります。

日本でも家に仏壇を置いている家が多いような感覚と割合で、台湾では家の中に神様(または仏様)をお祀りしています。

台湾の人たちは非常に信心深い人が多く、ただ、その信仰する宗教にはいろいろなご神体があります。

統計をとった訳ではないので、台湾の人たちと話をしていて、なんとなく肌で感じた事ですが、圧倒的人口を占めるのが仏教と道教で、ご神体は関羽さんと媽祖さまが多いかと思います。次いで少数派ですがカソリックとクリスチャン、そこから派生した新興宗教の人たち。最後に、その他宗教と無宗教の人がほんの一握りいるようです。(確認の為Wikipediaを見ましたら、2014年にアメリカで行った調査から、仏教と道教の割合が93パーセントというのが確認出来ましたので、ほぼあっていると思います。)

鳥の鳴き声?:ゲーム開始から早い段階で聞こえる、ビビビビ――――――――――――という音ですが、あれは玄関の呼び鈴の音です。いま住んでいる所も同じような音がします。いまどきはみんな電話かLINEで連絡を取るので、あの音を聞く事はほとんどありません。

出租の貼り紙:出租と書いて、chū zūと読みます。空き部屋がある時に大家さんが出す貼り紙で、今でも見る事があります。私のいまの部屋は、出租の貼り紙を見て決めました。

紅包袋:紅包 hóng bāo は、お年玉の事です。他にもお祝い事などがあると立場が上の人から下の人にご祝儀をあげる事があります。dài は袋の事なので、紅包袋はお年玉袋や、ご祝儀袋を意味します。

ちなみに日本ではお年玉などの吉事の時に白い袋を使いますが、台湾など中華圏では縁起が良い色ではないので、日本通の相手でもない限り白い袋で渡すのはやめてあげてください。

余談ですが、台湾では道端に紅包が落ちていても、ぜったいに拾わないでください。幼くして未婚でなくなった娘に死後婚をあげさせてあげたいと、親族がを紅包を道端に落としておいて、それを拾った男性がいたら陰から見ていた家族が出てきて、結婚式を挙げてもらうという風習があるそうです。(おそらく台湾だけでなく、中華圏の風習だと思いますが。)

まだまだ書き終わりそうにないので、続きは次回にしたいと思います。次回もどうぞお楽しみに!!

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