時間がたつのは早いもので、お友達の大学職員さんに連れられて陽明山に行ってから、もうすぐ一週間たとうとしています。
陽明山へのアクセスにはいくつかルートがあるのですが、職員さんが選んだのは北投からのルート。
オランダカイウ(台湾では単に「海芋 hǎi yù」と呼ばれる)の開花季節には台北市が毎年専用バスを増便していて直行便もあるので、私たちはそれに乗りました。
北投の1番改札を出て階段を降りるとすぐにバス停が見えます。129または小9というバスに乗ると、途中乗り換えなしでオランダカイウが咲く竹子湖まで行けるのです。
職員さんが言うには毎年花の見ごろは3月末から4月上旬にかけてとの事ですが、台北市では3月末から4月末までを鑑賞期とし特設サイトを設けています。
山の上は別の季節だった
日曜は雨の予報でしたが、私が家を出た時は太陽が出ていました。それが北投についた時には空が曇りはじめ、それが山に近いからなのか、それとも本来のお天気のせいなのか判断がつかないような状態でした。
バスに乗って坂道を登っていくに連れ徐々に空の色が怪しくなって行き、目的地に着いた時には黄色いビニールのレインコートを着ている人たちが目に入ってきて、地面も湿っています。
陽明山には中国文化大学の本校があって、以前その大学院生の相方がいたときよくLINEで「(陽明山)は雨降って来たよ」「え、そうなの?大安は晴れてて暑いけど???」なんてやり取りをしていました。
そうかと思うと大安は土砂降りで、陽明山が晴天のこともあって、同じ台北といっても盆地側なのか山側なのかで天気も気温もまるきり違うのです。
花見中は幸い始終小雨が降る程度で済みましたが、ときどき強い風が吹くので、傘をさしている人たちがバランスを崩す場面を何度か見かけました。
念のため冬場着ていた厚手のパーカーを持参して行ったので上から着こみましたが、一時間半ほど2人でお花見しているうちに、湿気と空気の冷たさで最後は手が真っ赤になって痛くなってきました。
日本で桜の花見をする頃も毎年天気が安定せず、座ってお弁当を食べているとお尻から底冷えして来ることがありますよね。
とくに陽明山は標高が高いので、油断せず調節できる上着と雨具が一年中必要です。
いちめんの海芋畑
竹子湖と言っても湖があるわけではありません。竹子湖の周りにもたくさん湖と名が付く地名があります。職員さんに「何で湖って名前付けているの?」と聞きましたが、よく知らないそうです。今度年配の人に聞いてみたいと思います。
バス停を降りると道路の左右にオランダカイウ(海芋)の段々畑が広がっています。
片側は先に咲いてしまったようで、今週あたりまた新しい花が咲きそうでした。
私たちが移動して反対側で見た景色がこちら。
小雨がぱらついていましたが、遠くに太陽が覗いているのがわかります。
人が映り込まないようにタイミングを狙って写真を撮りましたが、実際は竹子湖はお花見を楽しみに来た人でいっぱいでした。
このお花見は4月末まで楽しめます。また切り花も売っているので持ち帰る事も出来ますよ。
陽明山ではいろいろなお花が咲くので、その季節になるのを楽しみにしていてお花見に来る人が沢山います。あなたもぜひ台北でお花見を楽しんでくださいね。
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