心配性の私が実際に搭乗してきた航空会社5社~前編

空港と飛行機

 

読者の皆さま、ご無沙汰しております。

台湾の大学は夏休み中ですが、学費と家賃を稼ぐため相変わらず日本で週6のアルバイトに勤しんでいる(しかも掛け持ちバイトしている)マリアです。

 

日本と台湾のスマホ事情についての記事はまだまだ続くのですが、私の様なオタクではない女性の方のブログ離れが怖いので、そろそろ別の記事を書くことにします!!

 

梅雨も開けて夏真っ盛り。夏休みはどこ行くの?海外でしょ!って方にも参考にしていただける飛行機の事を書いて行きます。夏休みのチケットなんてもう買っちゃったよ。て方も、9月のお休みで旅行に行く機会もあるでしょうから、ぜひ記事を読んで航空会社選びの参考にしてくださいね。

 

海外に住んでいるけど実は心配性

マリアはよく、一人で台湾へ行って、買い物から何から全部ひとりでやってるんでしょう?勇気あるわね。すごいわね。と言われるのですが、実際は勇気があるのではなくて、勇気を振り絞って生きてるだけで、心配性な所もたくさんあるんです。

 

特に飛行機に関しては、父親が苦手意識を持っていて、長年ネガティブな話を聞かされ続けたので、それがすっかり伝染してしまい、いまだに恐怖心があります。

 

ふつうに生活していても、ちょっとしたお出かけの時に飛行経路の場所を通りかかり、上空を飛ぶ飛行機の音が聞こえてくることがあります。そんなとき父は毎回「よくあんな鉄の塊が空を飛ぶよなあ」と非科学的な話をはじめるのです。

 

その影響を確実に受けている私は航空会社を選ぶとき、どうしても慎重になってしまいます。

 

実際には、飛行機が飛ぶメカニズムや飛行機の安全性については、専門家の方のご意見やこれまでに取得された膨大なデータを見ればわかる事なのですが、それでも、同じ飛行機に乗るなら少しでも安い料金で乗りたい。とか、なるべく安全と確信が持てる航空会社を選びたいといった心理が働きます。

 

こんな時、心配性は本当に損だなと思います。

台湾までの飛行時間は成田~桃園空港間で3時間半から4時間程度とそれ程長くはなく、様々な航空会社が就航しているので選択肢はたくさんあります。

 

そんなたくさんの選択肢の中から自分を納得させるだけのために、心配性の私でも「だいじょうぶ!」と言える航空会社を選びたいと、毎回かなりの時間をかけて飛行機を選んでいるのです。

 

私が日本ー台湾で実際に搭乗した5社

私が日本と台湾の往復の為に利用してきた航空会社は、格安航空会社ローコストキャリア;Low-cost carrier, LCCも含めて全部で5社です。

ではここから先は、各航空会社の簡単な特徴と実際に搭乗した感想を書いて行きます。

 

エルシーシー(LCC)ってなに?

格安航空会社の事をエルシーシー(LCC)と呼ぶ事があります。

英語ではローコストキャリア(Low Cost Carrier)と表記され、その頭文字3つをとって LCCと省略して呼んでいるんですね。

 

当ブログでは格安航空会社の事をLCCと統一して呼ぶことにします。

 

LCCが日本で始まった頃は、安かろう悪かろうではないかと不安になった人がいたようで、私もそのうちの一人でした。

 

ですが調べてみると、実際にはそうではなく、これまでの既存の大手航空会社では当たり前のように行われていた機内サービスを廃止するなど、様々な創意工夫によって費用を削減する事で最終的に顧客に提示する料金が安くなっている事がわかりました。

 

LCCと大手航空会社の違いを喫茶店で例えてみましょう。ウエイター/ウエイトレスさんがいて、お水のサービスからすべて行ってくれる喫茶店と、セルフサービスの喫茶店では価格設定がまったく違いますよね。

かと言って、セルフサービスの喫茶店のコーヒーの味が落ちるかと言えば、そうとも言い切れなかったりします。

 

なぜ安く価格設定できるのかといえば、それなりに企業努力をしているからなのでしょう。

 

私が実際に搭乗したLCC

私が実際に利用した航空会社は今のところスクート、バニラエア、タイガーエアの3社だけです。

Scoot (スクート)

シンガポール航空は大きな事故が少なく、安全性とサービス面でも古くから評価されている航空会社のうちのひとつです。

 

スクートは、そのシンガポール航空の出資で設立されたLCCでした。

 

ですが、その後タイガーエアと経営統合しました。(タイガーエア台湾については下に書いています。)

 

スクートの機体の特徴

日本の航空会社などは新しい機体を購入した後、数年飛行するとその機体自体には何の問題がなくても機体を新しいものに変えるという決まりがあります。すると古い機体はどうなるのかというと、それを必要としている他の航空会社に売却しています。

 

シンガポール航空でもそうなっているようで、まだまだ飛べる現役の機体をスクートが買い取ってLCCとして飛ばしています。

 

ですからスクートは、LCCなのにジャンボジェット機で移動出来るのです。

 

スクート利用のメリットデメリット

ただし、そこはLCCなので、フライト中に映画などの機内エンターテイメントを楽しみたいと思っても、有料サービスを購入しない限りサービスは受けられません。

 

座席の目の前にモニターがあっても、飛行中は何もすることもなく、ボーっとする羽目になります。どこを飛んでいるかの位置情報が気になっても、モニターが使えないので、それすら見る事が出来ません。

 

また、飛行中は機内が乾燥し水分を摂りたくなりますが、機内サービスはすべて有料なので、お水いっぱいでも買わなければ飲めません。

 

しかも飛行機内で決済される通貨はシンガポールドルですから注意が必要です。

 

それでも機内食を頼んでいる人が一定数はいて、美味しそうな良い匂いと見た目につられて、つい食事かスナックのどちらかを頼んでしまいます。

 

東京は成田空港便しかありませんが、出発も到着も第二ターミナルなので、空港内をあまり歩き回ることがないのが気に入っています。

 

ちなみに台湾の桃園国際空港では第一ターミナルから出発します。

 

航空券はスクートのサイトで直接予約するか、エクスペディアでとるのがおススメですよ。

 

 

Scoot (スクート)の総合評価

機内の広さ:5 out of 5 stars
ターミナルの場所:3.5 out of 5 stars
搭乗ゲートの位置:3.5 out of 5 stars
選べる空港の利便性(桃園⇔成田しかない為):1 out of 5 stars
航空券の安さ:4 out of 5 stars
機内食を頼んでしまう度合:5 out of 5 stars

※あくまでも個人的な意見です。

 

バニラエア

バニラ・エア(Vanilla Air)は、過去にいろいろな資本関係がありましたが、最終的にはANAホールディングス100パーセント出資となっているLCCです。

 

バニラエアの機体の特徴

機体はエアバスA320型で、通路を挟んで左右に3列ずつしかない小さなタイプを使用しています。

 

日本と台湾を飛ぶだけなら距離はそれほど遠くはないので、これぐらいの大きさで十分だと思います。

 

バニラエア利用のメリットデメリット

バニラエアは出発も到着も成田空港の第三ターミナルにしかありません。第二ターミナルから移動して行くので距離もあり、出国を済ませチェックイン前に時間をつぶすにしても、大して見るものがありません。

 

機内サービスはLCCなのでスクートと同じで、水一杯から有料で購入しなければなりません。

 

飛行中に客室乗務員(CA;シーエー)さんによる機内サービスと機内販売がはじまります。私個人的な感想ですが、CAさんが歩くたびに座席に振動が来るような気がします。

 

バニラエアはANAグループが運営していますし、台北の桃園空港を01:50に出て、東京の成田空港に06:15に着く便があるので、早朝に東京に着いて行動したい時には最高の選択肢になります。しかもLCCとあって料金が安いのも魅力のひとつでしょう。

 

航空券はバニラエア公式サイトで直接予約するか、エクスペディアでとるのがおススメです。

 

バニラエアの総合評価

機内の広さ:2 out of 5 stars
ターミナルの場所:1 out of 5 stars
搭乗ゲートの位置:3 out of 5 stars
選べる空港の利便性(桃園⇔成田しかない為):1 out of 5 stars
航空券の安さ:5 out of 5 stars
ANAグループへの信頼度:5 out of 5 stars

※あくまでも個人的な意見です。

 

タイガーエア台湾

エクスペディアで航空券を探していると、ある時から、タイガーエア台湾が就航している便をたくさん見かけるようになりました。

 

心配性な私は、ネットでもまだ情報が少なかったこの航空会社の飛行機に乗るのを躊躇していたのですが、大学の日本人の先輩が何度か乗って良かったという話も聞いたので、思い切って航空券を買って、実際に搭乗してみました。

 

タイガーエア台湾は、台湾のフラッグキャリアであるチャイナエアライン出資のLCCです。

 

ですがこのチャイナエアライン、過去にいろいろ信じられない事があり、台湾国内ではあまり評判がよくありません。‎内容を知りたい方はご自身でチャイナエアライン インシデントで検索してみてください。

 

そうは書きましたが、タイガーエアはスクートと合併しています(スクート・タイガーエア;Scoot Tigerair)。そうと知らずにスクートの飛行機に搭乗した時期がありました。でも、一度だけ早朝便で飛行機が数時間遅れになった以外は、これまでに特に何の問題にも遭っていません。着陸の時もとっても静かで、もう地上に着いたの?と驚くほどでした。

 

確かにタイガーエア台湾はチャイナエアラインが出資しているLCCではありますが、それと安全性とは関係ないのかな思っています。

 

タイガーエア台湾の機体の特徴

タイガーエア台湾の機体も、バニラエアと同じA320を採用しており、通路を挟んで左右に3列ずつしかない小さなタイプです。

 

設立が新しいせいか、機体や機内備え付けのパンフレットなどは清潔で新し目な印象を受けました。

 

日本と台湾を飛ぶだけなら距離はそれほど遠くはないので、機体もこれぐらいの大きさで十分だと思います。

 

タイガーエア台湾利用のメリットデメリット

タイガーエア台湾はLCCなのにも関わらず、台湾桃園国際空港⇔成田国際空港便に加えて、台湾桃園国際空港⇔羽田空港便も就航しています。

 

羽田5:25 発 台北(桃園国際空港)8:00 着に、台北(桃園国際空港)0:10 発 羽田4:25 着という、寝ている間に東京に着いてしまう便を出しているので、高速夜行バスのような感覚で飛行機に乗ることが出来ます。

 

成田便でも同じようにちょうど良い時間帯の便を就航させているので、現地に着いたら即行動したいアクティブな人には願ってもない事でしょう。しかも、チケットはLCC料金なので、とっても安いんです。

 

私は台湾発の便しか搭乗した事がないのですが、搭乗ゲートから飛行機までは距離があるのでバスに乗って移動します。そのため搭乗時間が少し早めに設定されています。

 

機内サービスについてはLCCなので、スクートやバニラエアと同じで、水一杯から有料で購入しなければなりません。

 

飛行中に客室乗務員(CA;シーエー)さんによる機内サービスと機内販売がはじまります。私個人的な感想ですが、バニラエアと同じぐらいの大きさの機体なので、同様にCAさんが歩くたびに座席に振動が来るような気がします。

 

飛行中に座席を倒したいと思ったのですが、後ろに体格の良い人が乗っていて、脚を組んでいたので、椅子がその人の足でつっかえてしまっていて、椅子が全く動きませんでした。これはバニラエアでも起こり得ると思います。

 

次に利用する時は、脚がつかえるほど身体の大きな人が後ろの席にならないことを祈るばかりです。

 

私が搭乗したのは深夜便でしたが、機内の照明が消されるのは離陸と着陸時のみでした。その後は有料オプションのお食事サービスや、機内販売があったりで、機内はずっと明るいままでした。

 

私ははじめて乗る航空会社だったので緊張してしまっていて、明るいのもあって、あまり眠れませんでした。

 

それで、時々うとうとはするものの、目が覚めるとボーっとCAさんの仕事ぶりを眺めたりしていました。

 

私が搭乗した時のCAさんは圧倒的に男性が多くて、エコノミークラスの女性CAさんは1~2名ぐらいだったと思います。

 

男性CAさんは、みなさん細身ですらりとしていて、きびきびと仕事している姿がとてもカッコよかったです。

 

タイガーエア台湾の特に深夜便は、どこでも眠れる人、明かりがついていてもついていても眠れる人、夜型で眠らなくても大丈夫な人、カッコいい男性CAさんとその仕事ぶりを見たい人に特におすすめです。

 

航空券はタイガーエア台湾のサイトで直接予約するか、エクスペディアでとるのがおススメです。

 

タイガーエア台湾の総合評価

機内の広さ:2 out of 5 stars
ターミナルの場所:3 out of 5 stars
搭乗ゲートの位置:2 out of 5 stars
選べる空港の利便性(台北桃園⇔羽田便もある為):3.5 out of 5 stars
航空券の安さ:5 out of 5 stars
男性CAさんのカッコよさ:5 out of 5 stars

※あくまでも個人的な意見です。

 

LCC共通のこと

LCCはいわばセルフサービスの喫茶店のようなもので、座席指定、機内のエンターテインメントサービス、お水などの飲み物、軽食、食事などはすべて有料サービスとなる他、自分で「これ下さい」と言って、購入する必要があります。

 

いちばん安く済ませるには、航空券以外の有料サービスは一切購入しない事ですが、購入する場合は各LCC航空会社が指定する日までにインターネット経由で購入するのが安く済ませる良い方法です。

 

料金が割高にはなりますが、チェックイン時や機内で有料サービスを追加購入する事も出来ます。

 

5社すべて書こうと思いましたが、長くなってしまいましたので今日はこの辺で。後編で残り2社について書きます。

 

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