日本と台湾の不動産事情の違い

こんばんは、マリアです。

今回は台湾と日本の賃貸お部屋探し事情の違いについて書こうと思います。

東京の場合

マリアは東京生まれ東京育ちです。

同じ日本でも地域によって差があるとは聞いていますが、昔は東京で一人暮らしをしようとお部屋探しをしていると、敷金1か月、礼金2か月などという物件をよく見かけたものです。

敷金と礼金について

最近は時代の流れか、敷金1か月、礼金1か月の物件や、敷金1か月、礼金0か月などと

いう物件も出てきたようです。

敷金、礼金とも0円という物件も出てきているようですが、その数はかなり少ない印象を受けます。

敷金と礼金は戻ってくるの?

敷金は、お部屋を借りた人が極力借りる前の状態にする義務があるらしく、そんなに長い間住んでいなくても、退去時に必ずお部屋のクリーニング代を差し引かれます。そして万が一何か壊してしまったら、もちろんその分も差し引かれます。場合によっては追加請求もされますね。

マリアの経験上、不動産会社がなんだかんだ言ってきて相殺はおろか、お金を返してくれない所が昔は多かったです。相手が常識のある担当者さんで、こちらが知識を持って交渉した場合は正当な金額が相殺されるのですけどね。

ただし、礼金はもともとが大家さんへのお礼的な発想らしく、1円たりとも戻っては来ません。

敷金と礼金だけでいいの?

敷金と礼金を2か月も払ったら、それでもういいんじゃないかという気もしますが、不動産屋さんに仲介手数料として家賃の0.5か月分~1か月分を払わなければなりません。

いまどきはインターネットで自分で部屋探し出来るし、Googleマップもあるので物件名さえわかれば建物付近がどんな感じかとか、物件の外観ぐらいまでなら頑張って自分で見ることもできます。

そうなると不動産屋さんがする事といえば、大家さんから預かっている鍵を開けて、中を見せてくれる事ぐらいです。

しかも不動産屋さんは入居者が決まると、借り手以外に大家さんから家賃の1か月分を請求したりします。そうすると不動産屋さんは家賃の合計2か月分の収入を得るわけです。

百歩譲って

ここで、この不動産会社さんが物件の紹介と、不動産契約の他に、大家さんと借主さん両方の間に立っていろいろやり取りしてくれるのであれば、この1か月分でも、2か月分でも、払う意味はあるでしょう。

でも、トラブルって、たぶん、そうそうないですよね。

もしも本格的なトラブルが発生するような状況であれば、それはもう、大家さんと借り手側の法律を絡んだ問題になってくるので、不動産屋さんが介入する所ではなくなってきて、弁護士さんに頼まないといけない話になるのでは?と、マリアは思うのです。

それから不動産屋さんごとにテリトリーというか、決まりがあるんですよね。

A社が大家さんから不動産の仲介など委託されていれば、あなたがB社の不動産屋さんの店頭へ行って「この物件見せてください」と言っても、大家さんに連絡するのはA社で、A社を通さないと話が何も先へ進まないんです。

もう、書いてるだけでややこしいですね。

(たぶんですが)B社で不動産を決めたとしても、その後でB社とA社で、借主から受け取った手数料をどれぐらいずつ分けるかという取り決めがあるように思います。これ、私たち借り手とはあまり関係ないような?

インターネットで自分で見たい物件絞り込んで不動産会社を訪れた場合、その不動産会社の人のやる事って、その人の為に物件を探す時間はもうなくなってるんですよね。

その不動産屋さんが、「じゃあ物件までお連れしますね」と車で連れて行ってくれたら、それはもう、その不動産担当者さんの人件費(時給でしょうか?)や、車の燃料代やらかかるのはわかるのですけど、それが果たして家賃1か月分に相当する程の労力なのか?と、マリアは思ってしまうのです。

では逆に、B社がいろいろお仕事してくれたのでしたら、私はB社にその家賃1か月分を仲介手数料としてお支払いしても良いとしましょう。

でも、不動産会社Aは恐らく大家さんから成約料として家賃1か月分受け取っていると思うんですよね。

これ、AとBの話なのでまあ良いのですが、借主が最初から不動産会社Aに行っていた場合、Aは借主と大家さんの両方から手数料をもらっている事になりますよね。

家賃の4か月分払えばいいの?

じゃあ、お気に入りの部屋を見つけて、契約しましょうとなったら、

敷金1か月、礼金2か月、仲介手数料1か月

の合計4か月分払えばいいの?

と、思うかもしれません。

でも、家賃は前払い制ないので、入居する月の家賃を1か月分、もしくは日割りで払います。

今はこういった物件も少なくなっていると思いますが、昔は部屋に入居する前に家賃の5か月分を用意しておくなんていうのが、当たり前でした。

礼金1か月ですと、今でも合計4か月分を準備しないと入居できません。

その他の費用

その他に、引っ越し屋さんへ払うお金、鍵の交換料、保険料や管理費など、いろいろ払います。

追い打ちをかける更新料

そこに、更に家計のお財布に追い打ちをかける更新料という名目があります。

多くの場合、入居後2年ごとに更新料として家賃1か月分、場合によっては保険料などもプラスして払わなければなりません。

プロの大家さんというのは聞いたことがない

学生時代のお友達の家などは、家を建て直す際に、一部を人に貸して収益が出るような間取りにしたりするケースもあるようなのです。

でもこの人たちって、ご先祖様から受け継いだ土地や建物が老朽化したので、建て替えはしたい、でも費用はかかるのでプロの不動産屋さんに相談した結果、アドバイスをもらって決めたという人が多いんじゃないかと思うんです。

台湾の場合

さきほどまで、日本のわかりにくーい、複雑な料金設定を見ていただきました。

書く方も頭を抱えてしまいそうなので、ブログ読者の方にうまく伝わっていれば良いのですが。

台湾の賃貸契約はとってもシンプル

台湾の不動産契約はとってもシンプルです。

大家さんから、直接借りる。

これだけです。

払うのは、押金 yā jīn と言って、敷金に相当する金額を払うだけです。

大家さんによって2か月だったり、1か月だったりしますが、ほとんどの大家さんは退去時に全額返してくれます。クリーニング代だとか何だとか言って相殺されることはまずありません。

私が経験した5回の賃貸契約のうち、一回だけ大家さんとのトラブルがあっただけで、残りの4回は退去時に全額返金してもらえました。

台湾の大家さんのタイプ

あくまでもマリアが見聞きした感じでの話ですが、大家さんで多いのが、年配のご夫婦です。

息子さんの為にファミリータイプのマンションの一室を準備して買ったのは良かったものの、息子さんは結婚してもその土地には住むことなく、違う土地へ行ってしまったり、海外に住んでいたりするので、中をワンルームタイプに改築して貸し出しているという訳です。

次に多いのが、不動産投資目的でワンルームタイプのマンションを購入し、貸し出している女性オーナーさん。既婚か未婚かに限らず、こういったやり手の女性は少なからずいるようです。

台湾では大家さんがいちばん強い

日本では、大家さんと借り手のどちらが強いかというと、なんとなく借り主のような気がします。

でも、ここ台湾では圧倒的に大家さんが強気です。

部屋を見に行っていい部屋だなと思っても、もう少し他も見たいなって時とか、もう少しだけ考えたいなって時があると思うんです。

そんな時、どの大家さんにも必ず言われるんです。

「これは縁物だから仕方ないよ。気にしないでいいよ。他にもこの部屋見に来た行たいって言ってる人いるから。君が住まなくても問題ないから」

大家さんは部屋が空いた状態でお金が入ってこないのをとっても嫌がるので、この部屋に決めたと言っても、今度は「いつ入居できる?2週間しか待てないよ。じゃなきゃ他の人に貸すから」などと強気で攻めてきます。

台湾の賃貸契約は最低1年

台湾の賃貸契約でいちばん多いのが1年契約です。

だからなに?と思うかもしれませんね。これで困るのが、多くの大家さんが「押金1か月分と半年分の家賃先に払ってね」と言ってきたりするのです。

そんな大金、急に準備できないんですけど、条件の良い部屋でどうしても住みたければ、こちらは準備せざるを得ません。

またまれに短期OKの物件もあったりします。私の経験上、その場合も、例えば4か月貸してくださいというと、押金と合わせて合計5か月を最初に払うよう求めてくる大家さんの方が多いと思います。

家賃は大家さんの口座に振り込みか、直接手渡しのどちらでも対応してくれる場合が多いです。

ただ一度だけ、大家さんと毎月決まった日に集金に来てもらう取り決めにした事もありました。

私は既に一括まとめ払いに慣れていたので、大家さんが来るまで家から出られなかったり、用事があってもその為だけに家に帰らないといけないのが、ちょっと面倒くさかったです。

台湾で部屋を借りるときに家賃交渉するコツ

台湾で部屋を借りるときは先ほども書いたように、現金で払います。

しかもほとんどが半年払いです。

これは語学学校時代に知り合った韓国人クラスメイトから聞いたのですが、彼・彼女たちは、部屋を決めたら大家さんに「1年分まとめて現金で先に払うから、月々500元安くしてください」などと交渉し、OKをもらったそうです。

実際、私も大家さんと交渉した事があります。

大家さんも生活がかかっていますので、びた一文まけられないという大家さんも、もちろんいます。

でも運が良いとOKしてくれる大家さんに出会えることもあります。

さらに、大家さんも人間ですから、初回契約の時は1元もまけてくれなくても、更新時にはこれまでの部屋の使用状況などをみて、すこしだけおまけしてくれる事もマリアの場合ではありました。

台湾の賃貸、部屋の掃除は自分でする

このように台湾で部屋を借りるのも契約するのも非常にシンプルです。

前の記事でも書きましたが、賃貸物件は基本的に591を見るか張り紙を見て自分で探します。

そして、大家さんと直接契約するだけです。

間に不動産会社が入っていない分とってもシンプルですむ。

ですが、大家さんの性格や、自分と大家さんとの相性もあるので、その点だけは運も左右してくるかもしれません。

また、部屋に入る前に物件を見に行くと写真と違って汚い事もよくあります。

清掃会社を入れて室内クリーニングをするという発想がまずないので、大家さんなりの価値観で簡単に掃除をしただけの場合も多いです。

あなたの思う奇麗や清潔と大家さんとのイメージが違う事もありますが、掃除してそれで済むのであれば、家財道具を入れる前に自分で掃除をすれば良いだけです。

また押金を100パーセント返却するもしないも大家さんの判断にかかっていますから、退去時の部屋の中は原状復帰を心掛け、自分でピカピカに掃除をして出ましょう。

大家さんは「さすが日本人だ。日本人は部屋を奇麗に使ってくれるから助かる」と喜んでくれて、押金を全額返金してくれる可能性がぐっと上がるでしょう。私はこれまでにその方法で返して頂きました。

台湾の不動産会社が取り扱うのはほとんど売買物件

以上のように台湾の賃貸契約はひじょうにシンプルなので、不動産会社の出る幕はほぼありません。台湾の不動産会社のほとんどが売買物件を扱うだけです。

もうこれに慣れてしまうと、日本で部屋を借りるのが本当に煩わしく思えてくるし、余分な費用がかかる複雑なからくりが奇妙に思えて仕方ありません。

大家さんにお支払いする部分は良いのですが、礼金は均等割りして家賃に組み込んでしまうとか、2年ごとの更新料も、もう辞めてしまうとか、もう少しシンプルにしていただけないかと思うばかりです。

※なお、東京の不動産屋さんの部分については、マリアの浅い知識とこれまでの経験を元に書きましたので、かなり主観が入っています。

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台北・新北市内を3年間で5回も引っ越したマリアの経験から、どのような部屋探しの方法があるのかとそのメリット・デメリットについて書きたいと思います。 またマリアの台湾ダイアリーでは、ブログ読者の方からのご質問を受け付けています。いただいたご質問にはブログ内で順次お答えしていきます。お気軽にお問合せ下さい!!