タピオカドリンクのゴミ問題にみる日本と台湾の意識の違い

台湾コラム

 

こんばんは、マリアです。

マリアの台湾の家にはテレビがなので、よくネットニュースを見ています。

そんな時に知ったのが、いま日本で大流行中のタピオカドリンクのゴミ問題。

 

台湾で新しいお友達が出来るたび「日本の道路は奇麗だよね~!台湾みたいにゴミが落ちてないし!!」と褒められていたので、このことを知った時は大変なショックを受けました。

 

台湾人が言うほど、台湾はゴミだらけなのか?

でもマリアが思うに、台湾の人たちが言う道路に落ちているゴミって、たぶん、ちょっと人通りが少ない所の不法投棄のバイクだったり、住宅街のワンちゃん猫ちゃんの落とし物、うん〇の事を言ってると思うんです。

 

そうでなければ、真夏に夜市や小吃(しゃおちー)が並ぶ小さな通りに行った時に見かけるGのひからびたものかなと思います。

 

台湾のゴミ収集は1日2回

ただね、台湾でもMRTの駅の周りなどは台北市の職員さんが定期的に清掃してますし、台北市の町中やバス停付近にあるゴミ箱も定期的に清掃員さんやボランティアの方が回っているので、割ときれいなんです。

 

台湾では、ゴミ収集車は週5日やって来ます。

 

そのうち週5日は1日1回だけの収集なのですが、他4日は1日2回ゴミ収集に来てくれます。

 

台湾のゴミ収集車に休みなどない

 

台湾がすごいのは、チャイニーズニューイヤーの連休でも、その元日にあたる日以外は、ゴミ収集車がちゃんと来てくれる事なんです。

 

日本のように、年末から三が日はゴミ回収が来ませんよなんて事は、ここ台湾ではあり得ません。

 

楽しいお正月に家族や親せきで集まってご飯を食べて、食っちゃ寝はいいんですが、ゴミ収集が来てくれないと、家の中がゴミ置き場で困ったりしますよね?

 

台湾は南国なので、ゴミを放置して置いたらGやら何やらが来て衛生上良くないという理由なのか、何なのかはよくわかりません。

 

わかりませんが、とにかく、台湾の清掃係の人は常に誰かしらスタンバイしていて出勤しているのです。

 

台湾はゴミの不法投棄にとっても厳しい

 

台北市内では、大通りやバス停、MRT駅構内などにゴミ箱が設置されています。

 

ですが家庭ゴミの廃棄は禁止されていて、ゴミ箱にもはっきりとそう書かれています。

また、MRTとバス車内では飲食が禁止です。

 

 

どちらも違反した場合には罰金が科せられます。

 

残念なことに、見ていると外国人の方がマナーが悪い気がします。

 

家庭ゴミを町中のゴミ箱に廃棄して違反切符切られちゃった、と嘆いている外国人を何人か見たことがあります。その後どうなったのかは、本人のみぞ知るです。

 

また、MRT車内でずっとタピオカミルクティーを飲み続ける20代前半の日本人女性を目撃した事さえあります。

 

台湾の人たちは日本人に対してとっても良いイメージを持っていますので、その期待を裏切るような行為を台湾でするのはやめて欲しいなあと、個人的に思います。

 

台湾にタピオカドリンクのゴミ問題はあるのか

ある台湾の人は、台湾でもタピった後のゴミの捨て方がひどいのを見たことあると言うのですが、私はあまり気になっていません。

 

確かに夜市近くの大通りのゴミ箱がゴミで溢れかえっていて、飲んだジュースの容器が捨てられないという事もありますが、タピオカドリンクの容器だけが捨ててあるわけでもないので、事情が少し違うのではと思っています。

 

そういう時は、夏のとても暑い時期で、空いたペットボトルなどが沢山捨ててあったりするものです。

 

お得が大好きな国民性

 

台北市は水道水は飲めると言っていて、台北市長がお水を飲んだりとキャンペーンを張っていますが、水道管が古い建物も多いので、そのままのお水を飲む勇者はなかなか現れないようです。

 

台湾の公共機関には飲水機を設置している事が非常に多く、台湾の人たちはマイボトルを持ち歩き、家から持ってきたマイボトルの水がなくなると、飲水機で補給して飲むのが一般的なのです。

 

そのマイボトルを持って行ってカフェやドリンクスタンドの飲み物を入れてもらうと、10元(約39円ほど:2019年7月現在)安くなったりする事が多いので、お得が好きな台湾の人や、環境への配慮が出来る台湾の人たちは、マイボトルにドリンクを入れてもらいます。

 

マイ箸、マイスプーン、マイストロー

 

台湾では、もう10年ぐらい前からレジ袋は有料です。

 

エコの観点から、もしくは外の食堂の食器は良く洗えてなくて清潔じゃないという発想からか、その理由は様々なようですが、台湾の人ではマイ箸、マイスプーンを持ち歩く人を結構見かけます。

 

また、話によると、なかにはマイストローを持ち歩く人までいるようです。

 

日本人の奇麗好きと台湾人のエコ感覚

日本人が清潔好きというのは、どの国の人も持つ共通イメージのようです。

そう言われる通り、多くの場所のお手洗いにはウォシュレットがついていたり、町中の建物もほとんどが清潔できれいに保たれています。

 

ですがゴミの捨て方やエコの観点から言うと、台湾の方が進んでいると思います。

いつの間にか日本が追い越されてしまったのか、台湾の意識が高いのかはわかりませんが、台湾のゴミの分別はとても細かくて、そのルールがいまだによく理解できません。

 

この続きはまた後日書くこととしますが、ひとつだけ言えることは、台湾では日本のようにタピオカミルクティーの空き容器の問題が起きていないという事です。

 

マリアからの提言

みなさんぜひマイボトルを持ち歩いてください。

 

たくさん入るものだと重くて毎日持ち歩くのが嫌になりますから、タピオカミルクティーのMサイズが入るぐらいの500mlで良いと思います。

 

私のマイボトルは少し小さいので、何度か「このボトルには入りきりません」と言われあきらめた事があります。基本的にお水しか入れないので良いのですが、頻繁に外でドリンクを買うなら少し大きめの方がいいと思います。

 

容量が500mlぐらいないと、スタバのドリンクも入らなかったりしますのでね。

 

スタバで可愛いタンブラーを買っても良いのですが、万が一倒れた時にこぼれると嫌なので、出来れば機能重視で選びましょう。

 

おすすめは、蓋さえしまっていればこぼれない、瓶入りジャムの蓋のようにねじって閉めるタイプで、尚且つ保冷が効くアルミ素材のタイプのものです。この記事の写真のようなものが結局はシンプルで長く使いやすいです。

 

マリアは台湾に行ってから4つ買い替えたのですが、注ぎ口がある程度広い、こういったタイプの方が洗いやすいし、嫌な臭いも残りにくいので、おススメです。

 

日本でタピオカミルクティーを売るお店のオーナーさんも、マイボトル持参のお客さんには数十円安くするなどのサービスをぜひ定着させて欲しいと思います。

 

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