台湾では朝ご飯は外で食べるのが一般的です。
語学学校のときも、大学に入ってからも、私の先生は女性が圧倒的に多いのですが、話を聞く限り、朝に限らずお料理しない人が多いようです。
そのせいか、ワンルームタイプの部屋にはキッチンがついていません。
ここ台湾では、部屋は家具付きが一般的なのですが、シンクもないので当然のように食器棚もありません。電子レンジは電磁波が体に悪いと考えられているのか、置いてある部屋はあまり見かけません。
では朝ご飯をみんなどこで食べているのでしょうか?
台湾には早餐店zǎo cān diànと書いてあるお店がたくさんあります。早餐とは朝食のことで早午餐は朝昼ごはん、つまりブレックファーストという意味です。
だいたいどこの早餐店も同じようなメニューなのですが、定番メニューは蛋餅Dàn Bǐng、漢堡 hàn bǎo 、三明治sānmíngzhì 、それから麵miàn などでしょうか。
それではこれがどんな食べ物なのか紹介して行きましょう。
蛋餅 dàn bǐng
薄力粉を薄く焼いたものの上に卵をひとつのせて焼きます。それに台湾特有のどろっとした醤油ベースのたれをつけて食べます。このたれには少しニンニクが入っているようで、ニンニクがきつめのお店もあります。トッピングとして豚肉、ツナ、チーズなど入れて焼いてもらう事が出来ます。
台湾特色名食蛋餅皮(台湾風卵ネギパイ)600g(10枚入) 中華食材・台湾料理人気商品・お土産定番
漢堡 hàn bǎo
これはハンバーガーのことなのですが、朝ご飯屋さんのこれは、あくまでも台湾式ハンバーガーだと思った方がいいです。バンズは大抵ふかふかしていて、持つと簡単に指が入り込んで、ぽろぽろとパンくずが落ちます。野菜はレタスがほんの気持ち挟んであるだけで、そこに薄い豚肉のパテが入っているだけだったりします。
三明治 sān míng zhì
これ、何の食べ物かわかりますか?語学学校の近くにある朝食屋さんのメニューに大きく「さんめいじ」と書いてあって、ずっと何だろうと思っていました。あのお菓子の明治と何か関係あるのかしら?って。
後でわかった事なのですが、これはサンドイッチの事でした。最初は何と発音するのかわからなかったのですが、台湾人のお友達がサンミンヂと発音していたので、それで気が付きました。
サンドイッチはお店によって中身が違いますが、野菜が少なめの所が多い気がします。
麵miàn
ご飯が好きだけど麺も好き♪な私は、このメニューも大好きです。麺は〇〇麺と味付毎に名前が違います。これは台湾風スパゲッティの事で、義太利麺と書いてあったりしますが、頼むと毎回何味にされるか聞かれるので、私はいまだに注文が少し苦手だったりします。
味はトマトベースの挽肉が入ったものか、塩コショウと恐らく台湾のお醤油ベースのものしか食べたことがありません。どちらも好きですが、これもお店によりますがほとんど野菜が入っていません。
飲み物
飲み物も定番メニューがあって、豆乳(砂糖あり、砂糖抜き)、紅茶(砂糖あり、砂糖抜き)、ミルクティー(砂糖あり、砂糖抜き)がほとんどです。
台湾の人は砂糖の量は気にするのですが、ミルクティーのミルクは大抵コーヒークリームです。牛乳ではありませんので、ぜったい牛乳でなきゃ嫌だ!という人は他のものを選びましょう。飲み物は温かい物か冷たい物かを選べるのが一般的なので、聞かれたらどっちが良いか答えましょう。
また飲み物ですが、紙コップの上をシールで密封されているタイプの容器で渡されます。これにストローで飲むのですが、ストローは、ストロー置き場があるので、探して自分で取ります。
ストローを刺すコツなんですが、シールの真上から勢いよく一回で突き刺して飲みます。最初は要領がわからなくて、そーっとやっていましたが、結構なみなみと入っているので、中身が噴出して手がベタベタになりました。
ここは台湾人を見習って上から勢いよくストローを一回で突き刺しましょう!
慣れるまではポン!と大きな音がして恥ずかしかったりしますが、だいじょうぶ。みんなそんなに気にしてませんから。
失敗すると台湾人の友達に「だいじょうぶ~?やってあげようか?」と逆に心配されてしまいます。
今日は台湾の一般的な朝ご飯についてご紹介しました。
大学の近くや校内に入っているお店のメニューもだいたい同じです。ですから私たち大学生は毎朝こういった物を食べています。
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