新型コロナウイルスの影響で人がいない東京成田ー台北桃園国際空港

新型コロナウイルス

 

私は3月1日に台湾に戻って来ました。

今回は、私が台湾へ戻って来る数日前と当日の様子を書きます。

 

台湾入りを遅らせた理由

私が利用したのは東京成田国際空港と台北桃園空港間を就航する便です。

本当は2月17日から新学期だったのですが、台湾政府の依頼を受けて我が校は3月2日から新学期としました。

 

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私の当初の予定は2月16日に台湾入りだったのですが、先行きが見えない状況で公共交通機関を乗り継いで、さらに人がたくさん集まる飛行機に乗る事にかなりの抵抗がありました。

 

そこで様子を見る為にも、台湾へ戻る予定を開校日の一日前の3月1日まで延期しました。

 

フライトが欠航になっていた

飛行機は台湾大手の航空会社の便でしたが、人との距離が近いとリスクが高いと思い、フライトの3日前に、座席をビジネスクラスにした方が良いか真剣に悩みました。

 

差額や残りの座席を調べようとオンラインで予約確認したのですが、あろうことか私の予約が出て来なかったのです。

 

そこで慌てて航空会社のサイト内のニュースを見ていくと、東京-台北間の便数が減らされていている事がわかり、私のフライトが数日前から欠航になっていました。

 

いったいどうなってしまうのかと確認のため航空会社に電話すると、その一時間後の便に振り替えられている事を説明され、「申し訳ありません」とひたすら謝られました。

 

私はフライトが遅れた所で特に困る事もなかったので、謝らないでくださいと伝え、座席をビジネスクラスに変えようか悩んでいる事と、エコノミークラスで今どれだけ席が空いているか尋ねました。

 

すると、いまのところ半分ぐらい空席だという回答があったので、座席は当日のチェックイン時に決める事にしました。

 

政府の発表と揺らぐ決心

そしてその翌日、政府が全国の学校の一斉休校を発表しました。

 

私は日本に残り、家族や友達と一緒にこの危機を支え合い、乗り越えたいと思い、台湾行きをやめようかと真剣に悩みました。

 

そうなると私は、職を探さなければなりません。

 

この時期、おそらく仕事を探す事は困難で、相当な時間がかかる事でしょう。

 

この混乱のなか、最善だと思われる対策を施し、毎日の生活を営んでいる家族に、こんな胸の内を話す事はとても出来ませんでした。

 

ただでさえ大変なのに、私が働きもせず家にいたのでは家族の経済的負担を増やしてしまう事になるので、ここはやはり予定通り台湾へ行き、台湾で頑張ってから戻った方がみんなの為にもなると判断し、家族が寝静まった台湾出発の前日の真夜中に、後ろ髪を引かれる思いで、一人荷造りをしました。

 

人がいない東京

当日、私は空港まではリムジンバスで移動しました。

 

リムジンバスの発着所がある駅前は、ゴールデンウイークでたくさんの人が故郷に帰ったか、海外旅行で出国した後の、まだ外国の人たちがそんなに沢山観光に訪れていなかった頃の東京のように、人がほとんど歩いていなくて、少し寂しいけど、静かで、移動しやすいものでした。

 

リムジンバスが来ると、私はなるべく後ろの方の席に座り、持ち歩いていた除菌シートでシートベルトを拭いて座ると、そのシートを利用して窓を開けて換気をしました。

 

バスの中は私の他にもうひとりの日本人男性と、残りは8人のアジア人しかいませんでした。

なかには広東語を話す人たちもいました。

 

幸いにも私たち日本人以外は前の方に座ってくれていたので、万が一のことがあっても後ろから飛沫を浴びるリスクはとても少なくてすみました。

 

リムジンバスは途中から高速に入りましたが、その時も窓は数センチだけ開けたままにしておきました。

 

リスクの少ない座席を選ぶのに必死でした

航空会社は空港に備え付けの端末でオンラインチェックインを推奨しています。

その際に座席も選ぶことが出来るのですが、見ると後ろの方の窓側の3列がすべて空いている箇所があり、私へのおすすめとして表示されていました。

 

念のため他の座席の状況をチェックすると、みんな他の人と距離を開けて座りたいようで、窓際の席は大体どこも2人ぐらいずつずっと埋まっていて、他は真ん中の席が2席埋まっている所もありました。

 

2人以上で乗る人が多かったようで、一人で座っている人は少なかったです。

 

後方の窓際の席はそこか反対側の窓際しか残っていなかったのですが、上手く行けばどちらも私の隣の二席には誰も座らないままで済みそうでした。

 

とりあえずオンラインで席を確保してから、カウンターにスーツケースを預ける時にビジネスクラスにしようか悩んでいるとアップグレード料金を聞くと、USDで300だったか、400と言われたので、やめました。

 

人がいない空港

成田空港から飛行機に乗りましたが、チェックインカウンターは、人がいなくて並ばずに案内してもらえました。

 

預けた荷物の中に、うっかりプライオリティパスを入れてしまったので、空港内のサブウェイで昼食をとる事にしたのですが、ちょうどお昼の時間ということもあってか、私以外に買いに来る人は空港内で働いている人ばかりでした。

 

近くのテーブルで食事をしていても周りに座っているのは、ほとんどが空港内で働いている人たち。

それはまるで、ゴールデンウィークでも出社している、人気が少ないオフィスビルのランチタイムのような光景でした。

 

チェックインが終わったら次に向かうのは保安検査場(セキュリティチェック)です。

いつもは並ばないと入れませんが、私が向かった先は誰も並んでいませんでした。

 

手荷物検査では、X線検査用のカゴに荷物と上着とポケットの中身やPCスマホを全て入れて通してもらわないといけないのですが、私の他に誰もいなかったので焦る事なくゆっくり作業する事が出来ました。

 

検査を終えると、運悪尽きたのか、人が少ない空港で何かのチェックにひっかかったらしいアジア人男性が、5~6人の警察官に囲まれていました。

 

それを横目に乗り場まで行きますが、やはりものすごく人が少なくて、LCCの電車がもう通っていない中途半端な夜中の便に乗る時のような少なさでした。

 

搭乗案内の時は大抵チケット記載の区別毎に搭乗が開始されるのですが、この時は一斉搭乗でした。

 

それでも人が少しいたので、あまり人の集団に近づきたくなくて、少し離れた所で親と電話をしていると、あっと言う間にみんな乗り込んでしまったので、置いて行かれては困るので慌てて電話を切ったぐらいです。

 

飛行機の中は私がオンラインチェックインの時に見たときとほとんど変わっていなくて、乗客は半分ぐらいしかいない感じでした。

 

私の前の席は白人男性と、たぶん日本人と思われる女の子のカップルでしたが、他の席から日本語が聞こえて来る事はなかったので、ほとんどが台湾人なのではないかと思いました。

 

白人男性は窓側の席に座っていたのですが、飛行機が滑走をはじめると、とても名残惜しかったようで「バイバイ日本。またね。日本、またね。」と、かなり長いこと一人で言って日本との別れを惜しんでいました。

 

それを後ろの席で聞いていた私は、すこし、うるっと来ていました。

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飛行機内の感染症対策

私が利用した航空会社は、自社サイト上に機内で乗客の方に症状が出た場合は、マスクを装着し、他のお客様から離れた席に移動していただきます。と記載していたのですが、実際に飛行機まで辿り着くと、CAさんは全員マスクをつけ、手には水色のゴム手袋を装着していました。

 

新型コロナウイルスは飛沫感染するといわれているので、CAさんにもマスクして欲しいと思っていたところ、そうして下さっていたので、私はとてもホッとしました。

 

私は席に着くと、かかりつけの矯正歯科の先生から、いまでは貴重な除菌シートをいただき、飛行機に乗ったら自分の席をすべて拭くようにとアドバイスをいただいていたので、実行しました。

 

やったことは、まず座席にあったクッションと座席、シートベルト、前のポケット、テーブル、手摺り、モニターとリモコン、窓際に座っていたので、何かの時に触ってしまいそうな壁のあたりなど、ありとあらゆる手が触れそうな所を除菌シートで拭きました。

 

目に見える汚れはほとんどわかりませんでしたが、窓際の手すりを拭いた時に、コーヒーのような汚れが少しついたので、やはり自分で除菌するのは必要だと思いました。

 

拭くのにけっこう時間がかかってしまったので、拭き終わって荷物を座席上の棚に入れようとしたら、もう滑走の準備をはじめていたらしく、CAさんに席を立たないで、荷物ちょうだいと言われるような状況でした。

 

機内では食事の時以外、ほとんどの乗客がマスクを着けていました。私も同じです。

 

この日は食事が終わってしばらくしてから、飲み物と小さなお菓子を乗客全員に配るサービスがありました。

 

もうお腹いっぱいだったので台湾の家に着いてから食べたら、とっても美味しかったです。

 

台湾の空港の新型コロナウイルス対策

飛行機の中で全員に渡航歴を訪ねる申告表が配られました。

これは隔離、検疫、自主健康管理対象かをあぶりだす為の対策だと思います。

 

私は台湾の居住資格を得ているので、オンラインで事前に提出も出来たのですが、結局やらずに台湾に着いてしまいました。

 

オンラインでやっている人はそのまま入国審査だったのですが、やっていなかったので係の人に紙を渡す必要がありました。それで少しだけ並びました。

 

係員は防護服を着ていて、紙を受け取るとスタンプを押して終わりでした。

 

それからまた歩いて行くと、防護服を着た人が数人いるブースに差し掛かり、サーモグラフィが2台置いてありました。

 

私は特に何の声を掛けられることもなく、素通り出来ました。

 

最後に台湾の在留カードがあるので自動化ゲートで入国しようとしたのですが、日本へ戻る前に更新手続きをしていて、新しいものをまだ受け取っていないので、有人の所でしか入国手続きできませんでした。

 

在留資格も何もない一般の所も、在留資格がある人、中華民国(台湾)のパスポートがある人、どこも、いつもと比べるとものすごく人が少なかったです。

 

無事台湾に入国を許された私は、空港から高速バスで今の住まいまで帰って来ました。

 

高速バスはそれなりに人がいましたが、満席になるほどではありませんでした。

そこでも私は後ろの方の席に座り、手で触るシートベルトを拭いてから締め、送風口から自分に風を向ける事で換気を行いました。

 

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飛行機はリスクが高い?

私はむかし上海に行く飛行機の中で具合が悪くなったことがあります。

 

上海に着いてからは、宿泊先のホテルで頼んだマッサージの方がとても上手で、一日で体調は戻りましたが、あの時は「このまま帰国日までに体調が戻らなかったらどうしよう」と、とても怖かったです。

 

それから敵を知れば怖くないと思い、いろいろな資料を読み漁ったのですが、現役CAさんや旅行ライターさんなど、いろいろな方がいう事には共通点があって、飛行機の中はとても乾燥するという事でした。

 

乾燥するとどうなるかというと、風邪をひきやすくなったりするんですね。

 

たくさんの人が一度に集まりますし、密室空間ですから、誰かが風邪をひいていたりするとうつりやすいとも聞きます。

 

まあ、そうはいっても飛行機はHEPAフィルターというものを使って常に換気をしているので、クルーズ船と比べるとそういった面でのリスクは少ないという話もありました。

 

飛行機は気圧の変化などで身体が慣れない人もいるので、少しでも体調の悪い人や微熱のある人は搭乗しないのが理想なのですが、国の東西を問わず、旅行代金を支払ってしまった人や、出張の人たちはこれまで、沈痛解熱剤を飲んででも飛行機に乗っていたのではないかと思います。

 

今回の事もあったので、今後は少しでも体調の悪い人は飛行機に乗らないという風になると良いのですが。

 

とにかく飛行機に乗ったら、こまめに水分を補給し乾燥を防ぐ。

またマスクをすると自分の吐いた息である程度の乾燥も防げるという事です。

 

後日談

台湾に戻った3月6日、台湾国内のニュースを見ていたら、2月から来台していたオーストラリア人男性に陽性判定が出たという報道をしていました。

 

その人の利用したのは就航地が違うものの、私が利用したのと同じ航空会社で、その彼はビジネスクラスに座っていました。

 

私はあの時、ビジネスクラスの席にしようか悩んでいましたが、このニュースを知り、ビジネスクラスに乗るほどリッチでもないので、やはりエコノミークラスで正解だったと思いました。

 

もちろんこれまで通りの衛生習慣は継続する必要はありますが、結局は運次第なのかなと思ったのです。

 

常日頃、善い行いをするよう心掛け、今日を精いっぱい生きましょう!

 

数カ月後、日本に帰ってまた大好きなみんなと会うとき、これまで通り変わらない元気なみんなに会える事を祈っています。